この出会いを一期一会にしない
リーダー神奈川大学 佐藤翔太
私にとって、中国人は特別な存在ではありませんでした。普段から仲良くしている友人がたくさんいて、一緒にご飯を食べて、よく遊んでいます。国籍や民族を意識することはなく、楽しく過ごしています。ですから、私自身は中国人に対して特別な感情や偏見はありません。ただもっと仲良くしたい、新しい友達を作りたいという気持ちで、大学生交流事業に応募しました。そして、今回知り合った仲間は、異民族や異文化といった意味を越えて、全く特別な存在になりました。
今回の旅の始まりは、派遣先である重慶の位置を探すことから始まりました。重慶だけを特集したガイドブックは見つからず、掲載されていてもわずか数ページのみでした。この交流事業に参加しなければ、おそらく重慶に訪れることはなかったと思います。また、みんなに会うこともありませんでした。この貴重な機会を生かし、最高のイベントにしようとワクワクして準備に取り組みました。全員の協力があったからこそ、練習や準備を十分に行うことができ、本番での成功につながったのだと思います。
このような大きな事業で一緒に作業した仲間は宝物のように大切な存在です。1週間は短く、交流し足りなかったことが残念です。しかし、私たちの掲げるテーマ「和」は、いつか完成するものではありません。画用紙に描く絵のように、自分でやめるまで、いつまでも色を加え続けることができます。私はこの出会いを一度きりのものとせず、今後もこの素晴らしい関係を続けていきたいです。