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イベントレポート

西寧ふれあいの場 「アニメ・マンガの日本語」講座

2012年4月14日(土)

4月14日、北京日本文化センターの佐藤修日本語教育専門家をお招きし、アニメ・マンガの日本語」というタイトルのもと講演が行われました。青海師範大学、青海省小島教育発展基地、青海民族大学から35名の日本語学習者、日本愛好家が参加しました。

 まずウォーミングアップとして、アニメに関するクイズを楽しみました。クイズは国際交流基金HP内の、「web版エリンが挑戦!にほんごできます」「アニメ・マンガの日本語」というサイトにあります。続いて日本のアニメ・マンガについて理解を深めてもらうために、「日本ではなぜ大人もマンガを読むのか」と問いかけ、メディアミックスについて説明しました。 その後、アニメ・マンガの日本語について紹介しました。

アニメ・マンガの日本語の特徴として、 「キャラクター表現」「オノマトペ」があります。 「キャラクター表現」とは、例えば自己紹介をするとき、男の子だったら「ぼく、○○っていうんだ」、侍だったら「せっしゃ、○○でござる」と言ったりします。ことばによって、話している人がどんな人か分かるのです。このようなことばを「役割語」「キャラ語」と言います。講座では、実際に自分が様々なキャラクターになって会話をしてみました。

青海の学生は恥ずかしがりやが多く、なかなか大きな声で発表は出来なかったのですが、みんなクスクス笑いながら楽しんでいたようです。この活動を通じて、服装と同じように、ことばも使い分ける必要があるということが学べたと思います。 「オノマトペ」とは、擬音語、擬態語のことです。日本語学習者にとって習得しにくいものの一つですが、日本語の表現を豊かにする大事なものです。「アニメ・マンガの日本語」サイトではそのオノマトペに関するクイズがあり、そのクイズを通じて楽しく日本語を学習しました。

質疑応答では、アニメやマンガの日本語は相手にとって失礼にならないのか、どのように使い分けたら良いのか、という質問が出ました。どんな時、誰に、どのようなことば使いをするのかは難しいです。しかし、アニメ・マンガは場面が分かりやすいので、その場面と同じ状況で同じことばを使えば失礼なことば使いにはならないはずです。ふれあいの場にあるマンガを活用して、楽しみながら日本語を勉強していってほしいと思います。

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