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イベントレポート

青海日本語教師勉強会 特別講座 「インターネットを使った日本事情の教え方」

2012年4月13日(金)

西寧ふれあいの場では、2011年9月より月一回青海日本語教師勉強会を行っています。今回は特別講座として、国際交流基金北京日本文化センターの佐藤修日本語教育専門家をお招きしました。「インターネットを使った日本事情の教え方」というタイトルのもと、ワークショップ形式で行われ、16名の中日の日本語教師が参加しました。

 第一部では、まず日本事情とは何かをお話頂きました。日本事情という独立した授業はなくとも、各授業で様々な切り口の日本事情を教えることが出来ると教えて頂きました。その後、グループワークを通じて、授業でどのように日本事情を取り扱っているのか、そして自身の教え方、教育観について振り返りました。学習者に知識を与えるだけの授業にはなっていないか、学習者に主導的に学んでもらう工夫をする必要があるのではないか。また、学習者同士が助け合って学ぶ、ピアラーニングについても提案して頂きました。

第二部では実例を見ながら、インターネットを使って日本事情を教える方法について学びました。青海のように日本リソースが少ない場所でも、ネットを使えば学習者に「生の」日本体験をさせることが可能です。また最近は中国語訳のある日本文化紹介のページも多いので、工夫次第でどんなレベルの学習者にも日本事情を行うことができるのです。

 教師にとって大切なことは、その便利なネットを如何に活用するかです。新しい視点、新しい方法を体験することで、学習に効果的な活用法が見えて来ました。 教師は自ら勉強しなければ、その知識、教授法は一向に高まりません。質疑応答では各教師から自身の授業に対する悩みが多く出されました。素晴らしかったのは、その質問に佐藤先生が答えるだけでなく、青海の教師も積極的にアドバイスしていたことです。今回の講座を機に、日本語教師同士が助け合い、青海の日本語教育レベルをより向上していけたらと考えています。

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