イベントレポート
「日本のビジネスマナー」をテーマにした交流会
2019年9月21日(土)
山東師範大学の図書館5階にある済南ふれあいの場で、「日本のビジネスマナー」をテーマにした交流会が行われ、山東師範大学外国語学院日本語学科副主任の崔穎博士をはじめ、山東青年政治学院の日本人の先生である山形邦夫先生、山東政法学院の日本人の先生である石津竜也先生、山東師範大学·山東青年政治学院·済南大学などに所属する学生約50人が参加しました。山東師範大学の大学院生である邵提さんが講演者として、日本のビジネスマナーを参加者に紹介しました。
邵提さんによる発表は、四章に分かれていました。第一章は、挨拶の仕方と重要性についてです。『相手に不快感を与えない』、『相手に良い印象を与える』、『相手を敬う』という三つの鉄則を紹介した後、挨拶の表情、お辞儀の種類と角度、握手の仕方を解説しました。
【挨拶】
にっこり笑って相手を見て挨拶すること。ニヤニヤしたり、ヘラヘラしてはいけません。
【お辞儀】
男性のお辞儀は、手を腿の外側につけます。指先を軽く揃えると一層端整に見えます。女性のお辞儀では、手をお腹の前に持ってきて軽く両手を重ねます。一般的には自然に手を伸ばした位置(下腹あたり)で重ねると良いです。お辞儀の角度は、会釈する時は15度、敬礼する時は30度、最敬礼する時は45度に傾けます。
【握手】
握手する時は、適度な強さで相手の目から視線をそらさないこと。手を挙げたり、振ってはいけません。
第二章は、身だしなみの重要性についてです。参加者とのやりとりを通じながら職場における身だしなみのタブーや正しい例を説明し、雰囲気を盛り上げながら、ビジネスマナーに対する理解を深めました。
第三章は、話し方のマナーです。邵提さんは質問形式を通じて参加者に正しいマナーを教えました。「優しく話すには、否定形は肯定形にし、指示形は依頼形にする」という結論に至りました。その場の話題に関係がないことは話さず、なるべく十分な情報を聞き手に与えながら、もっとも分かりやすい言葉で話すことがおすすめです。
第四章は、聞き方のマナーです。賛成·反対·驚き·疑問·話題を引き出す場合に用いられる正しい表現をそれぞれ列挙しました。話を聞いている時には微笑んで頷き、相手の目を見ながら、あいづちを打ったほうが良いです。
今回の交流会によって、日本のビジネスマナーに関する初歩的な知識を得、日本のビジネス文化に対する理解を深めると同時に、日本文化に対する探究心が高まりました。
翻訳:済南ふれあいの場スタッフ