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イベントレポート

済南ふれあいの場:「日本留学経験」をテーマにした交流会(第二回)

2020年5月30日(土)

   2020年5月30日(土)済南ふれあいの場にて、「日本留学経験」をテーマにした交流会の第二回がに開催されました。山東師範大学日本語学部の学生である趙萱と黄令卿が講演者として、今回のテーマを巡って、日本語と中国語で日本での留学経験について紹介しました。山東師範大学外国語学院日本語学部副主任、済南ふりあいの場の責任者である崔穎博士をはじめ、日本人の先生である石田曜博士及び山東師範大学に所属する学生約30人余りがこの交流会に参加しました。 

   まず発言したのは趙萱さんです。彼女は勉強生活、社会体験、旅行経験の三つの方面から、鹿児島大学に留学する経験を紹介してくれました。趙萱さんは鹿児島県と鹿児島大学の概況を簡単に紹介し、桜島の火山灰が人々の生産と生活に与える悩みをビデオで説明しました。学生たちが活火山の桜島への強い興味を掻き立てます。続いては、趙萱さんは留学の間に勉強したコースを紹介し、日本語類、専門研究類、文化教養類の三つの方面が含まれると説明しました。同時に、趙萱さんは留学の初期に言語の困難を克服する過程と具体的な方法を共有し、出席した学生たちに啓発しました。留学の間、趙萱さんは鹿児島大学の日本語コーナー交流活動に積極的に参加し、日本語能力を鍛えるだけでなく、日本の大学生との実際の交流によって異文化コミュニケーションに対する理解を深めました。社会体験において、日本の焼肉屋やコンビニでアルバイトした経験を紹介しました。アルバイトが辛かったが、日本語能力が著しく向上し、日本社会の義理人情を体験し、生活と旅行の資金を蓄積し、色々な収穫を得たと言えます。暇な時、趙萱さんも日本の製茶工場や伝統工芸工場などを見学し、そして、日本のお祭りに参加して、日本の社会と文化に対する認識を大いに深めました。旅行中に撮った写真を共有し、出席した学生たちに日本の姿をより鮮明に感じさせ、日本語や日本文化への関心を高めました。

   続いて発言したのは黄令卿さんです。和歌山大学で留学した黄さんは、学校生活、アルバイト体験、旅行見聞の三つの方面を中心に紹介しました。授業科目について、和歌山大学の留学生向けのコースは非常に広くて豊富に設けられています。一般的な日本語授業以外に、日本社会の政治や経済、そして文化に関するホット問題について検討している日本事情もあり、日本の茶道や花道のような伝統文化を体験する授業もあります。最も魅力的なのは、アメリカ人の先生が英語で国際受講生に向けて開設した日本の古典文学鑑賞の授業です。このような古典文学は黄さんにとってすごく難しくて挑戦になります。それにもかかわらず、日本でこのような授業を通して、欧米国家からの文化や考え方に触れられて、視野を広げる素晴らしい機会です。韓国語を学んだ経験がありますので、黄さんは日本人と韓国人からなる韓国語協会に参加して、日本サークル文化の魅力と特徴を理解すると同時に、異文化コミュニケーションによる充実感と友情を獲得しました。 次に、黄さんは彼女のアルバイト生活について話しました。日本のユニクロ、中国語教室、コンビニという三つのアルバイトをして、留学生活が豊かになりました。ユニクロでは、最も印象深いのは、日本のサービス業の「お客様第一」という原則です。また、日本の会社はスタッフの成長にはすごくカを注いでいて、「チムワーク」精神を重視すると感じました。アルバイトを始めたばかりの頃は言葉や仕事の内容に慣れないところがたくさんありましたが、先輩の指導のもとで、すぐに困難を乗り越えました。中国語教室でのアルバイトは黄さんに多くの日本の高齢者と交流する機会をもたらしました。高齢者に中国語を教えた時、対外中国語の視点から母語を見て、一方で、中国語を学ぶ日本人の状況を肌で感じることができました。黄さんは特に、新型コロナウイルスが起きた後、日本のおじいさんがマスクを送ってくれることについて言及し、出席した学生たちを感動させました。最後に、旅行について、絶対に見逃せないのは各都市の博物館と美術館であるとアドバイスしました。特に上野にある東京博物館は文化と芸術の天国と言えます。 

   交流コーナーでは、趙萱さんと黄令卿さんが、日本語学習のテクニック、留学の経験、時間管理のコツなどの質問を詳しく答えました。日本人である石田曜先生も、日本でアルバイトの機会を見つけ、中国語を勉強することについての感想やきっかけなどを丁寧に教えてくれました。今回の日本留学経験交流会を通して、出席した学生たちは日本での勉強と生活をより具体的に理解し、日本語と日本文化に対する興味を一層かきたてて、日本語の勉強と異文化コミュニケーション活動に参加する積極性を深めました。 

 

翻訳者:潘暁瑶

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