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イベントレポート

「莫言作品によって改編された映画の日本での伝播」をテーマにした交流会

2020年度

2021年3月13日(土)

   2021年3月13日、済南ふれあいの場はオンラインで「莫言作品によって改編された映画の日本での伝播」をテーマにした交流会を開催しました。山東師範大学の大学院生の二年生である潘暁瑶さんが講演者として、「莫言」、「莫言作品の映画化」、「日本での伝播」、「日本語字幕翻訳」の四つの面から、莫言作品によって改編された映画の日本での伝播について紹介しました。日本語学部の日本人教師である石田曜博士と、山東師范大学に所属する学生約60人余りが今回の交流会に参加しました。

 

   潘暁瑶さんはまず莫言氏と彼の作品について紹介しました。莫言氏は山東省高密市で生まれ、本名は管謨業です。2012年10月11日、「幻覚的なリアリズムによって民話、歴史、現代を融合させた」としてノーベル文学賞を受賞しました。中国で初めてノーベル文学賞を受賞した作家です。彼の作品のうち5作品が映画化され、日本に伝えられました。『紅いコーリャン』、『太陽に暴かれて』、『至福のとき』、『白棉花』、『故郷の香り』があります。そして、潘暁瑶さんは映画のストーリー、監督、主役、中国公開日、日本公開日などを簡単に紹介しました。

   続いて、潘暁瑶さんは日本人の上記の映画に対する評価を紹介しました。莫言作品が映画化された後、日本での伝播状況を知ることができます。「日本語字幕翻訳」では、俳優のせりふの翻訳だけでなく、『紅いコーリャン』の挿入歌『红高粱唢呐曲』の日本語翻訳も示しました。『红高粱唢呐曲』には中国風の言葉があり、例えば「盖头」、「洞房」など、翻訳する時に、翻訳の「帰化」の方法を利用して、それぞれ「お床入り」と「角かくし」に訳しました。歌では花嫁をちやほや呼ぶ「小乖蛋」はただ簡単に「嫁さん」と訳され、本来の趣味にはやや欠けています。潘暁瑶さんは分かりやすい方式で、軽快で活発な雰囲気で「莫言作品によって改編された映画の日本での伝播」という状況を紹介しました。

   イベント最後のディスカッションにおいて、潘暁瑶さん、石田先生と皆さんとは今回の活動テーマとか、大学院受験とか、留学などについて話し合いました。今回の交流会を通じて、皆さんはいろいろ勉強になったといいました。

 翻訳者:楊柳

 

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