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イベントレポート

[レポート]「北海道大学での留学生活」をテーマにした交流会

2021年6月5日(土)

 2021年6月5日(土)、済南ふれあいの場はオンラインで「北海道大学での留学生活」をテーマにした交流会を開催しました。山東師範大学2016年の卒業生王佳寧さんが、講演者として日本の留学生活を紹介しました。山東師範大学外国語学院日本語学部副主任、済南ふれあいの場の責任者である崔穎博士、山東師範大学の日本人教師である石田曜博士と山東師範大学に所属する学生90人程が今回の交流会に参加しました。今回の交流会では、大学時代の経験、日本の大学院進学、研究計画書の作成、北海道での留学生活など皆さんに紹介しました。

 まずは大学時代について、王さんは自分の経験を踏まえ、皆さんに日本語の発音スキルを高め、中国と日本の社会常識や文化を学び、加えて英語も勉強すべきであると指摘しました。教材に付属されているディスクや携帯のアプリを使いシャドーイングすることで、日本語の発音スキルを高めることができると話し、いくつかのおすすめのアプリを紹介しました。また日本人との日常的な交流においても、授業や本などからそれぞれの国の社会常識や文化について知っておくことで、お互いの理解を深め、関係性もより深めることができると話しました。英語も国際コミュニケーションには欠かせない言語で、英語のスキルを高めることは後の進学、仕事にとっても重要なものとなり、自分の視野を広げ、成長させることができます。

 そして王さんは、日本の大学院へ進学するプロセスと研究計画書の作成方法について紹介しました。日本の大学院に進学するならば、十分な時間の確保のため一年程前から準備を始めた方がいいと話します。また準備する書類の中で、最も重要な書類が研究計画書です。計画書を作成する前に、まずは自分で研究課題と研究の方向性についてしっかりと確認し、次に研究課題に関する日本語、中国語、英語の先行研究を調べます。日本の教授に連絡する時は伝え方に気を付け、日本で直接先輩や指導教官と話す時は相談を含めコミュニケーションの機会を増やし、自分の研究計画書を修正し完成させていきます。

 その後、王さんは北海道の大学院入学後の研究と生活について紹介しました。財団奨学金へ申請し交流活動に参加した様子など、写真を見せながら留学生活を紹介しました。また北海道の自然やコロナ禍での日本の生活についても紹介しました。新型コロナウイルス流行後、北海道大学のほとんどの授業はオンライン授業に切り替わり、2020年8月から対面授業に戻りましたが、今は再びオンラインでの授業となっています。

 交流会の最後には、参加者から日本への留学や大学院受験、日本の宿泊施設や交通機関、また修士と博士課程についてなど様々な質問がありました。今回の交流会を通じて、日本での留学生活について理解が深まり、視野も広がり、多くのことを学ぶことができました。

翻訳者:鄒佩燁

 

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