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イベントレポート

広州ふれあいの場:日本語コーナー(第4回)「恋愛・結婚」

2023年5月20日(土)

 広州ふれあいの場は520日に、今年4回目の日本語コーナーを開催した。今月のテーマは「恋愛・結婚」となり、「520」(I love you)にぴったりのテーマである。今回の日本語コーナーはこの話題をめぐって自由にティスカッションという形で行うことにした。両国の大学生がふるって参加した。ふれあいの場サポーターの澤瀬さんと斎藤さんのほか、お友達の平山さんと三輪さんも参加してくれた。中山大学日本語学科の学生も来てくれた。イベントはオンライン開催となった。参加者全員で簡単な挨拶をした後、「恋愛・結婚」という話題をめぐって、予め用意した5つの質問について話し合った。

1.一目ぼれをしてしまうほうですか?それとも、時間をかけて好きになるほうですか?

鄒さん:自分が一目惚れしやすいタイプである一方で、ある日突然恋愛に対して興味を失ってしまう人でもあると思っている。誰かに一目惚れしても、一時なドキドキにすぎないと思って、自分のほうから積極的にアタックしたりしない。
張さん:一目惚れはたいてい相手の美しい外見に惹かれるものであるが、自分は「顔を忘れやすい」タイプだ。だから、一目惚れはちょっと現実的ではなく、時間をかけてお互いの気持ちを育てていくほうを好む。

2.告白したいですか。それとも、告白されたいですか?

この質問に対して皆さんの答えは告白されたいとほぼ一致した。それは、告白することは勇気が必要で、断られることもあるからである。ただし、男性より、女性のほうがより告白されたいと答えた人が多かった。

3.相手と別れた後、友達に戻れますか? 

この質問については、学生たちの間でも意見がはっきりと分かれていた。
平山さん:元彼と別れた後に友達になるのはちょっと「気まずい」ことだ。
鍾さんと陳さん:別れたときの状況次第だ。平和的な別れであればまだ友人でいられるが、何か耐えられないトラブルがあって別れた場合は、相手と友人に戻ることはできない。

4.将来結婚したいと思いますか。理由は?なぜ若者は結婚したくないと思うのでしょうか?

参加者のほとんどが結婚に憧れている。
羅さん:恋愛も結婚もとても美しいものだと思う。恋愛から結婚までは長い道のりでややこしいこともあるだろうが、将来への希望と期待があるものだと考えている。
黄さん:わが国では「結婚してこそ人生が円満だ」という伝統的な考え方がある。 
三輪さんと斎藤さん:家庭生活への憧れをもっているし、好きな人と末永くパートナシップを築きたいと思っている。

 若者たちが結婚を望まない理由については、現代社会における仕事や生活、育児のプレッシャーにあり、結婚したら自由が制限されるということも挙げられる。これらの問題が解決できなければ、性急な結婚はお互いの将来の幸せにつながらないし、今の充実した生活も破壊される可能性がある。しかし、いろいろな問題があるとしても、良い結婚相手がいれば、負担を分かち合い、励まし合い、お互いの人生の選択が尊重されるものだと考えている。つまり、結婚するかしないかは、結局のところ、理想的な伴侶が見つかるかどうか次第だという結論だった。

    5.好きなアイドルが結婚・恋愛したらどう思いますか。(報道することの賛否も含め)

     この質問に関しては、ファンの経験者とそうではない学生の間で意見が分かれた。澤瀬さんはファンの代表である。彼女は、好きなアイドルが恋をしていることがあまり受け入れられないと言った。このようなニュースにショックを受け、悲しみを覚えるのだ。一方、ファン経験者ではないグループは、アイドルが世間に良い作品を届けられるかどうかが大事である。結婚していようが恋愛していようが、作品制作に集中できれば、祝福し支持し続けていくだろうという主張であった。最近、独身のイメージが強いアイドルでも、それはメディアによってイメージ化されたもので、20代の若者である以上、恋愛をすることはごく自然なことではなかろうか。中日の若者は、「スターを追いかける」ということに対する考え方も違うようだ。中国の若者は自分の好きなアイドルに憧れがあり、アイドルの社会的地位も高く、ファンがアイドルのために尽くしたりすることもある。しかし、日本ではアイドルが「商品」のようなもので、「消費者」であるファンがアイドルの恋愛に反対することも理解できないわけでもない。

     今回のイベントは楽しいディスカッションの中で終了した。参加者のみんなが積極的に発言し、意見を交換する中で、様々な考え方を知り、「恋愛・結婚」について考え直したりすることもあった。広州ふれあいの場は、今後もディスカッションの形をとって楽しいイベントを企画していきたいと思っている。

     

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