イベントレポート
徐一平教授、守屋三千代教授、広州ふれあいの場(中山大学)を訪問
2013年12月2日(月)
中山大学外国語学院日本語学科とふれあいの場の誘いに応じて、北京外国語大学博士指導教官・北京日本学研究センター主任徐一平教授、及び日本創価大学守屋三千代教授が中山大学外国語学院日本語学科を訪問し、講座を行いました。日本語学科の邱雅芬先生、佟君先生、謝崇寧先生、徐爱红先生、李荣先生、石迎春先生、また周辺の大学の先生方も今回の講座に参加しました。
▲守屋三千代教授の講義風景
守屋三千代教授が行った講座のテーマは「再考:日本語教育の『日本語』―『綜合日語』の編集を通して」でした。守屋教授は認知言語学の角度から日中の話者の「事態把握」の相違を分析し、日本語学習者の皆さんに、日本語話者の事態の捉え方、話し方、聞き方を模倣することで、自然で流暢な日本語を話すことができると呼びかけました。
▲講義を行う徐一平教授
そして、徐一平教授は「言語の翻訳と文化の翻訳」をテーマとして、文化の伝播と言語の翻訳の間の関係を論じました。実例分析を通じて、「信達雅」(偽りのないこと・意を尽くしていること・表現が優雅であること)の三つの要素を備えた訳文を書くためには、言語的な知識だけでは足りないと教えました。さらに、様々な文化的な知識を得ていなければ、作者の意図が伝えられないということを強調しました。
今回の二つの講座は非常に興味深く、学術の世界に浸った三時間は、瞬く間に過ぎました。二つの講座を通して、学生たちは様々なことを学び、より一層視野を広げたことでしょう。