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イベントレポート

山東省日本学研究センターシリーズテーマ別講演会 その二 --日本留学帰国話

2014年3月12日(水)

済南ふれあいの場、外国語学院日本語学科、団総支、学生会、山東省日本学研究センター聯合主催の「山東省日本学研究センターシリーズテーマ別講演会 その二 --日本留学帰国話」が3月12日夜、長清キャンパス総合教学楼C区345教室で行われました。

今回の講座は日本語学科の鄭玉貴先生が司会を務め、日本語専攻4年生の王暁慶さん、3年生の王敬雪さんと周天宇さんが主な講演者として発表し、日本語学科の学生全体が参加しました。3名の学生は、2013年4月から一年間、学校からの派遣で和歌山大学へ留学し、最近帰国しました。今回は日本語学科の学生達と、交流の経験や感想を分かち合いました。

王暁慶さんは学習面と生活面の両方から留学経験をまとめて発表しました。日本語学習においては、教科書だけ勉強するのではなく、社会文化に関する書籍をたくさん読んだほうがよい。広い視野を開拓し、学んだことを活用すること。生活面においては、学生達に彼女が体験した日本でのアルバイトの探し方とその経験を紹介しました。アルバイトをすることで日本人の日常生活に深く入っていくことができ、日本人の仕事や生活に対する態度についてより深く感じることができた。また授業では学べないたくさんの日本語語彙や用語を習得することが出来たと述べました。

王敬雪さんは大学生活と旅行について講演しました。彼女はスライドショーを用いて、学生達に日本の大学祭の盛況な活動を見せてくれ、日本の大学の授業やカリキュラムについて生き生きと具体的に紹介してくれました。また自身が沖縄等旅行に行った経験についても話してくれ、旅行に行ったら勇気を出して日本語を使ってみて、積極的に地元の人たちと交流し当地の文化を理解することが大切だと教えてくれました。周天宇さんは流暢な日本語で学術方面からの研究や交流について話してくれました。「サンライズ」などの語例を挙げ、今日の日本における外来語使用の変化について、また図書館等公共の場所でよく見られる日常会話の中での敬語の重要性について話してくれました。

最後に鄭玉貴先生より日本語学習における提案と意見が述べられました。言語学習においては「厚積薄発(たくさん積んで少しずつ出す)」ことが重要であること、蓄積した知識が多ければ多いほど国外での新しい生活に慣れるまでの時間が短くなること。「留学とは一つの言語の「活性化」の過程。日頃は自己の基礎となる技術を高めることに注意しなければならない。」と強調しました。日本語学科の学生はたくさんの方法や手段を通じて日本を理解し、日本文化に入り込み、自己の日本語能力を高め、文化を越えていく交際能力を高めて欲しいと述べました。今回の講演を通じて、学生達は日本留学についての理解を深め、視野を一歩広げ、自己の専門に対して更に興味を深め、学習に対する積極性を増しました。参加者たちは次々に「恩恵を受けた」と感想を述べ、今後もこのような講座をたくさん実施して欲しいと希望していました。 

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