イベントレポート
「沖縄文化体験デー」を開催
9月16日(火)~22日(月)
2014年9月16日から22日の7日間、中国吉林省延辺大学校内にある延辺ふれあいの場において、延辺文化と沖縄文化を結びつけ、文化交流を媒体とした中日交流イベントが開催されました。このイベントは独立行政法人国際交流基金及び延辺ふれあいの場の主催で、延辺大学外国語学部日本語学科、延辺日本人会、延辺中日交流センターの共催によるものでした。
9月17日、延辺ふれあいの場のカウンターパートの皆さんは、沖縄キリスト教学院大学の学生5名とともに延辺朝鮮族自治区和龍市にある和龍高等学校を訪問し、延辺ふれあいの場設立6周年記念イベントを実施しました。沖縄の学生は、沖縄伝統衣装のエイサーに身をつつみ、高校生の皆さんに伝統舞踊のカチャシーを披露し、大きな拍手で迎えられました。
浴衣姿の男子学生 シーサーを手に集合写真
沖縄文化にまつわる○×クイズ大会の際は、高校生の皆さんが積極的に参加し、大変盛り上がりました。延辺ふれあいの場のカウンターパートの皆さんは3つのイベント会場を設け、風呂敷ワークショップ、シーサー作り、浴衣・沖縄エイサー衣装試着などを行いました。高校生の皆さんには、多方面から沖縄文化に触れてもらい、日本文化の多様性を理解していただきました。高校生の皆さんは慣れないワークショップにも活発に参加し、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。
9月20日、21日、延辺大学東部教学楼では、「結いまーる」(「結い」を表す沖縄の言葉で「結びつき」や「助け合い」を意味します)中日の生徒が協力し、おもてなしをし、友情を築き上げることをテーマに「沖縄文化体験」イベントを開催しました。
当日は、来場者が次から次へと連なり、300人前後の方々に加わっていただきました。来場者の皆さんは沖縄の伝統楽器である三味線のロマンチックなメロディーを堪能し、沖縄の本場料理-沖縄そば、冷やし善哉、ポーポー餅やジューシーなどを味わい、楽しいひと時を共に過ごしました。
エイサーポーズ シーサー手作り体験
涙そうそうを披露 浴衣姿で記念写真
また、今回のイベントでは、日本人学生5名全員が現地延辺でホームステイを行いました。たった1日という短いホームステイでしたが、宿泊を通じて生徒の皆さんは延辺の人々の人情の厚さや優しさを肌で感じ、延辺朝鮮族独特の民俗文化に触れ合うことができたようでした。
今回の交流イベントは、中日の学生同士が協力し合い、絆を強くする非常にいい機会となり、お互いの生活習慣や文化の違いに気づき、相手の気持ちを配慮し、尊重し、理解することについて学ぶ貴重な経験となったのではないかと思います。
ご自慢の写真たて 三味線の演奏