イベントレポート
外国語学院日本語学科の豊富で多彩な活動実績
8月中旬の夏休み期間、国際交流基金と日中学生交流連盟の招待により、山東師範大学日本語言語文学研究院の院生、于梅さんと賀樹紅さんは、学生の代表として、東京で開催された中日学生の交流活動「リードアジア2014」に参加しました。また、奈良県と奈良県立大学の招待により、山東師範大学日本語言語文学院の院生、周倩さんは、4名の山東省代表メンバーとして第四期「東アジアの夏期講習会」に参加しました。
今回の学習交流活動を通じて、学生達は異文化コミュニケーションをとる中で、各国間互いに理解、尊重し合いながら、違いは違いとして認め共通点を見つけ、友情を増進し、ウィンウィンの関係を実現しました。
新学期の初め頃、山東師範大学長清校キャンパスにある日本語学部の資料室が正式にオープンしました。資料室には、日本言語、日本文化、日本社会等の各類の日本語書籍が200冊余りあります。現存する書籍の大部分は本院日本語学科の先生たちが自ら寄付してくれたものです。また学生達のことを思って、日本語学科の李光貞主任と先生たちはこころよく机や椅子といった学習用品を購入してくださいました。
資料室の日常管理については、学生達で当番制にしています。その日の当番は、日常の書籍の貸出登録や点検、清掃等を担当します。こういう管理体制を通じて、学生達も精神的によく鍛えられます。資料室は学校の図書館を補うものとして、日本語学部の在校生のために設置され、よりよい書籍資源を提供すること以外に、自由に書籍の閲覧ができ、相互交流ができる環境を作ることも目指されています。この資料室の資源を十分に利用し、知識を増やし、視野を広げてもらいたいと思います。
9月11日午後、全日本日本語学校連合会理事長・東京日本語学院院長の荒木乾光先生は、済南ふれあいの場を訪問し、友好交流活動に参加しました。交流活動には、山東師範大学外国語学院日本語学部の主任である李光貞教授、教員王晶博士及び日本語院生の一部の学生も参加しました。李光貞教授は荒木先生の来訪を歓迎し、済南ふれあいの場が展開しているプロジェクト及び活動の状況を説明しました。荒木先生は済南ふれあいの場が行ってきた諸活動を高く評価、称賛し、今後この分野における交流・協力においても、より一層強化したいとのことでした。
最後に、荒木先生が厳選された書籍三冊が済南ふれあいの場に贈呈され、今後機会があれば、済南ふれあいの場の活動に参加したいという意向を示されました。
今回の交流活動を通じて、中日双方が深く理解し合い、将来の交流・協力のために良い基礎が築かれました。
殷明艶訳