イベントレポート
日本語教育専門家海老原峰子先生が我が校の社科大教壇を訪問
10月25日(土)
10月25日午後、山東師範大学社科処、外国語学院、済南ふれあいの場及び中国日本語教学研究会山東分会等の機関の招待で、日本海外日本語教育学会常務理の事海老原峰子先生が我が校の社科大教壇を訪問し、済南ふれあいの場で「二語教堂中の動詞活用の教学法」というテーマで学術報告をしました。
学術報告には、山東科技大学、済魯工業大学、山東財経大学、天津財経大学珠江学院、荷沢学院、山東女子学院、済南大学、山東省済剛高級中学及び山東師範大学心理学院、外国語学院の一部の教師と大学院生と学部生約60人が出席し、注意深く耳を傾けました。 司会は、中国日本語教学研究会山東分会副会長・済魯工業大学外国語学院副院長の高玉軍教授が担当し、社科処劉浩副処長は歓迎の言葉を述べました。
海老原峰子先生はまず、動詞活用は日本語教育の中で教える難点の一つだと言いました。よくみられる日本語初級教学の中で動詞を教授する時、一般的に丁寧語の「ます形」から初めます。あるいは、この活用形式だけを教え、他の変化形式にはあまり関連しません。そのうち、学生たちの頭の中には、この活用形式が残っただけで、ほかの形式を受けつけなくなってしまいます。海老原先生は、この問題を解決するために、学習初心者は使用頻度が高い六つの活用変化からやってみることが大事だと話しました。
この教授法は対応性が強く、現実的で、今までの半分の労力で倍の効果が得られます。先生は更に強調してこう述べました。日本語教育の中で学生の発散的な考え方を育成し、学生の学習における手助けになるよう協力します。
質問タイムで海老原先生は、先生たちが授業の中で出くわす疑問点に回答したり、学生たちが勉強中に出くわす難題や困惑についてアドバイスしたりしました。講座の内容は詳細かつ的確であり、挙げた事例も操作性が高く、出席者からは大きな収穫があったという声が次々と聞かれました。
講座中、海老原先生の充実した情熱は会場から一頻りの拍手を得ました。先生の素晴らしい解説は、出席者たちに深い印象を残されました。
海老原峰子:日本海外日本語教育学会常務理事。現在は日本国際教育学術交流協会理事、日本国際教育活動家として活躍。長きに渡り日本語教材の編集及び二語習得の研究を続け、その教学実践中の日本語文法の研究成果の一つとして新系統下の日本語動詞の活用型「教授法」及び系列日本語学習ソフトは日本で特許を取得。
訳者:王玉潔