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イベントレポート

元中国大使で日中交流センターの阿南惟茂所長がご講演

2015年3月22日(日)

3月22日午後、山東師範大学社科大講壇シリーズ講演会の第192期が、長清湖キャンパスのC154報告ホールで行われました。我が校の外国学院及び社科処などの主催側の招待で、国際交流基金日中文化センターの阿南惟茂所長は「日中関係-回顧と展望」というテーマで学術報告をしました。日本駐青島総領事館の遠山茂総領事・国家外国専門家局国外人材情報研究センターの陳化北主任は講演会に出席し挨拶しました。

駐済南日系企業代表・山東大学・山東交通学院・斎魯工業大学・済南大学・山東青年政治学院・山東女子学院・山東医学高等専科高校・済南外国語学校及び我が校の歴史発展学院・生命科学院・管理科学と工程学院・外国語学院の日本語科の教師と生徒約300人が講演を聞きました。山東師範大学の王煥斌副校長が報告会の司会を担当しました。

学術報告の冒頭、阿南惟茂は流暢な中国語で日中両国の歴史を回顧し、遣唐使と遣隋使が両国の文化交流に積極的な役割を果たしたことを客観的に評価しました。続けて、マクロの視点とミクロの視点から、国と国の関係も、結局は人と人との関係であると鋭い分析をし、最も重要なのは、互いに尊敬し信頼することだと述べました。その後、日中友好交流を促進させるためには、日中両国の青少年交流を一層強化することであり、同時に青年は、お互い誠意を持って接し、共に学び合うことが重要だと強調しました。

阿南所長は、中日両国の友好交流関係を伝承するためには、両国の青年たちが共に力を合わせて努力することが必要であり、そのことを両国青年に対して切に願っていると話しました。

質疑応答では、会場の教師や生徒から、海上でのシルクロードの復興をどう見るか、日中間における自由貿易問題等の争点は何かといった質問があり、阿南所長と遠山総領事は一つずつ回答しました。

講演会は、阿南所長と遠山総領事のユーモア溢れるスピーチに拍手が送られ始終和やかな雰囲気で行われました。

訳:王玉潔

阿南惟茂:元中国大使。2009年7月より国際交流基金日中交流センターの所長に就任。

 

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