イベントレポート
斉魯文化研究院院長王志民教授「アジア共同体シリーズ講座」
2015年5月13日(水)
5月13日午後、日本語学科が担当しているアジア共同体シリーズ講座項目第八回が、我が校の長清キャンパスで成功裏に行われました。講座には斉魯文化研究院院長・山東省致公党主委・元山東省政協副主席王志民教授を招いて、大学生に「中国人の精神家園―山東省「聖地」文化の作り上げとその伝播」というテーマで講演していただきました。外国語学院日本語学科主任の李光貞教授が本講座の司会を担当し、本校の日本語学科・各専攻の学生ら約300人が参加しました。
王志民教授は、孔子の生涯及び歴代の帝王に重視された経験を話し始め、山東省「聖地」文化というテーマを引き出しました。そして、王志民教授は孔子が山東省に生まれた必然性、聖地文化が中国人の精神家園になった原因、山東省が伝統道徳の模範の源であること、聖地文化の伝播の状況等について山東省儒家文化は中國伝統文化と現在の社会の中に重要な立場とその影響を詳しく説明しました。
同時に、王志民教授は現在の社会問題に即して、中国ドラマ業界の中にある番組は我が国の伝統文化の内在真髄を軽視し、盲目的に西洋文化を真似する不良現象を批評しました。最後に、王志民教授はテーマ内容に即して、今の学生たちに文化知識をよく把握し、積極的に中華文化を伝播する歴史的な重任を担うように頑張って欲しいという気持ちを表しました。
王志民教授の素晴らしい講座に、会場からは皆さんの盛大な拍手が沸き起こりました。学生たちも今回の講座を聞いて、自分のふるさとである山東省の歴史文化の重要さを改めて認識し、伝統文化への認識も更に高まり、同時に新時代の若者として伝統文化を伝播する歴史的な責任もつくづくと感じました。
訳:王玉潔