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イベントレポート

柔道文化交流会

2015年6月27日(土)

6月27日午前、柔道文化交流会が済南ふれあいの場で行われました。会場には、我が校各院の先生と学生たち、済南市内の大学生・小中高生たちや一般市民等約170名が集まりました。

今回の柔道文化交流会の解説員ゲストは中国柔道協会宣伝推進主任、山東省柔道協会副主席、山東省柔道トレーナー、日中友好青海柔道間館長の徐殿平氏が担当しました。デモンストレーションゲストは、中日友好青海柔道館から柔道二段王華監事、柔道三段木村吉貴コーチ、胡李寧コーチ、柔道全国3位の王静が担当しました。今回の柔道文化交流会は、在青島日本国総領事館と済南ふれあいの場の共催で、済南「斎魯の心」文博ボランティアセンターと中国日本語教学会山東分会が協賛しました。

交流会の始め、山東師範大学外国語学院の呂志紅書記と在青島日本国総領事館の池田忠孝副領事は相次いで挨拶しました。呂志紅書記はお越しいただいたことゲストに対し歓迎の意を表しました。また、今回このように本格的な柔道デモンストレーションの実施にあたり領事館に対し心から感謝の意を表し、柔道交流が大学で実施される運びとなったことを高く評価しました。池田忠孝副領事は流暢な中国語で皆さんに日本柔道史を簡単に紹介し、柔道は重点的に身体を鍛え粘り強い闘争精神を育成すると指摘しました。また、今回の活動実施にあたり済南ふれあいの場が行った努力に対し心から感謝しました。

 

解説コーナーで、元中国女子柔道コーチで現在は柔道推進主任の徐殿平氏は中国における柔道の発展や我が国が柔道国際大会で獲得した輝かしい成績、女子柔道オリンピックでも数々の金メダルを獲得していることをユーモアを交えながら紹介しました。徐殿平館長は、柔道は礼儀を重んじ、対抗性が強い競技であるが、選手の技巧への把握することを重視し、老若男女あらゆる人に有益な競技種目だと強調しました。最後に、徐殿平館長は自分が創始した砂浜の柔道について詳しく紹介しました。

体験コーナーでは、皆さん次々に申し込み、柔道の魅力を体験しました。現場はすごく盛り上がりました。済南の柔道館から来た子供たちと柔道に興味を持っている学生たちは我先にと争い柔道着に着替え、プロの柔道コーチと取り組み合って、柔道の魅力を自ら体験しました。柔道は相手の力を自分のものにし、達成感が感じられ、本当に楽しかったと体験した学生は口々に自分の気持ちを表しました

徐殿平館長は交流会を総括し、その中で柔道文化交流会は今回中国国内で初めてのことだったが、柔道に興味を持っている人はこんなにも多くいるのを見て本当に嬉しいと感想を述べました。また、柔道はオリンピック競技種目として認められ、世界での影響力も非常に大きく、専門競技種目として我が国の体育界でも成長してきており成績も良い。今後普及する余地が十分にあると述べました。

 

●豆知識:

柔道は古い歴史を持つ格闘術で、創始人は嘉納治五郎である。柔道は日本で人気がある伝統的な体育競技で、日本文化の重要な伝統競技である。

1964年5月、日本東京で行われた第18回オリンピックで、男子柔道はオリンピック競技種目として認められたが、1968年のオリンピックで柔道は廃止された。1972年、男子柔道は再びオリンピックの競技種目になった。1988年のオリンピックで女子柔道は実演種目になった。1992年第25回のオリンピックで女子柔道はオリンピックの正式な競技種目として認められた。1982年12月オランダで行われた第4回の世界女子柔道選手権大会で、我が国の女子柔道選手高鳳蓮が72キロ超級で金メダルを獲得。柔道選手で世界チャンピョンになったのは我が国初めてのことである。

訳:王玉潔

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