イベントレポート
卵彫り芸術体験活動
2015年12月19日(土)
19日午前、中国卵彫り芸術体験活動が済南ふれあいの場で行われました。済南の大学や企業から約10名の日本人の方、30名の山東師範大学日本語学科の教師と大学生が今回の活動に出席しました。
済南卵彫り芸術家・非物質文化遺産伝承人の代表的人物である単孟渤氏が素晴らしい卵彫り知識講座を開いてくださり、その巧みで完璧な技も見せてくれました。日本人の方々は現場で卵彫りを学び、その精細な芸術を直接体験しました。
卵彫りは精細さが必要です。卵彫りは美術絵画・彫刻・装飾などの技法を一体にする芸術です。卵の殻は薄くて弱く、粘りがないから、その彫刻の難易度は非常に高いです。なので、卵彫りはその難易度にチャレンジすることだと単孟渤氏は言いました。
中国卵彫り芸術はこの20年の間に大きく進歩しており、彫刻技法と技巧も大きく改善されました。卵彫り作品の観賞価値とコレクションの価値も随分高まりました。単孟渤の話によると、卵彫りはすでに済南市非物質文化遺産に登録されていて、中国で卵彫りをやっている人は多く、その中には素敵な技で卵彫りを職業としてやっている人も大いにいるそうです。
中国の卵彫り芸術は大きな進歩を遂げており、益々人々の注目を集めてきましたが、外国と比べると、その技法や普及などの方面では差があります。単孟渤は国内各方面で卵彫り芸術の宣伝や普及に力をいれると呼びかけました。現在、国内の多くの卵彫りファンはすでに国外の卵彫り芸術家とネットでの交流をしており、彼もその中の一人だと単孟渤氏は言いました。
訳:王玉潔