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イベントレポート

日本裏千家の茶道実演

2016年3月20日(日)

3月20日午後、済南ふれあいの場が主催する日本裏千家茶道の実演が山東師範大学長清湖キャンパスで開催しました。日本茶道裏千家大連事務所の山崎宗愛さん及び同行した8人の実演チームは、皆さんに素晴らしい裏千家茶道を実演しれくれました。在青島日本国総領事館の池田忠孝副領事、後楽(中国)親睦会秘書長尹怡欣教授、三菱商事(青島)有限会社の藤井伸明総経理、山東鴻基投資会社の孫岩氏理事長及び駐済南大学の先生と学生の約300人が活動に参加しました。外国語学院党委書記も活動に出席しました。外国語学院副院長の王卓教授は司会をしました。こういうような本場の日本茶道の実演は済南では初めてでした。実演の費用は、全額、在青島日本国総領事館が負担しました。

活動の初めに、王卓院長が歓迎の挨拶をしたあと、池田忠孝副領事も挨拶をしました。池田忠孝副領事は、日本のお茶は中国から伝わって以来大きく変化し、儀式と儀礼を重んじている日本独特の茶文化になりましたと話しました。そして、山崎宗愛さんは、茶道裏千家の歴史・発展・特徴・精神などについて説明してくれました。同行したチームの皆さんは、具体的なやり方を実演してくれました。活動が一番盛り上がったのは、参加者の皆さんに和敬静寂という精神を含んだ抹茶とお揃いの美味しい和菓子を味わうことにしたところでした。実演用の和菓子はわざわざ日本の京都から注文したものだそうです。参加者の大部分は日本茶道も見るのは初めてで、非常に真剣に実演をみており、畳で本物の日本茶道を体験しました。今回の裏千家茶道実演活動を通して、皆さんは日本茶文化を体験することができましたし、日本文化への理解も一層深くなりました。特に日本語学科の教師と学生たちに対しては非常にいい体験だったと言えるでしょう。

 

 

裏千家は日本で有名な茶道の流派で、「お茶一服で和平が出る」という信念のもと世界中で日本の伝統茶文化を伝播しており、茶道の「和平共処・互相尊敬」という精神でいろんな文化活動を行っており、世界平和を促進しています。2015年まで、茶道里千家はアメリカ、ヨーロッパ、アジアなどの36ヶ国で109の海外事務所と協会組織を営んでいます。中国で裏千家は、北京、天津、大連、上海、広州等の4ヶ所の事務所と6ヶ所の協会組織がやっています。京都の裏千家本部から直接各事務所と協会組織にレベルの高い茶道の先生を派遣します。なので、中国でも日本茶道を学ぶことができます。こういうような環境で、北京外国語大学、南開大学、天津外国語大学、大連外国語大学、広東外国語外貿大学などの大学は裏千家と良い交流関係を持ち、大学で正式な授業として日本茶道の授業を開いています。

訳:王玉潔

 

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