イベントレポート
日本の循環的社会講座
2016年5月14日(土)
5月14日、済南ふれあいの場は、山東省科学院科技発展戦略研究所の資源と環境研究室主任、泰山学者、海外特聘専門家の石峰博士をお招きし、日本の循環的社会を紹介してもらいました。この講座には、済南在住で日系企業協会会長の工藤修一氏、伊藤将氏、山東冠世針織有限会社の別府正樹氏、和歌山県庁の宮本実穂氏及び山東師範大学外教の高崎長男氏、山東青年政治学院外教の山形邦夫氏、済南外国語学校外教の山関新氏などの先生方と山東師範大学・山東大学・山東青年政治学院・済南大学から約30人が参加しました。
石峰博士が発表する主な内容は、日本の循環的社会建設の理念と実践であり、都市のゴミ処理の現状、工業と農業循環経済の様式に関する内容等でした。資源消耗、環境汚染は、ますます各国が注目する問題となっています。自然資源の消費を抑え、環境の負担を削減するため、日本は2000年に循環的社会の建設を提案し、今の効果がはっきりしています。日本は世界で第一の循環的社会の国といっても過言ではないです。石峰博士は全面的に日本の循環社会建設の過程と現状、成功の原因分析を述べました。特に廃棄物処理法という法律を紹介しました。石峰博士は、日本循環的社会成功の経験は中国にとって重要な手本となりました。未来を展望し、循環的社会を打ち立てるのは必要で可能なことです。
交流タイムの時、皆さんは積極的に石峰博士に質問しました。最後はグループに分かれ、興味のある内容について更に交流しました。
今回の講座で、石峰博士は直接のデータ図表を用い、日本の循環的社会の現状をはっきりと示すだけではなく、ユーモア溢れる言葉を通して皆さんの知識を増やし、新しい視野を広げてくれました。
石峰博士:泰山学者、海外特聘専門家、山東省科学院科技発展戦略研究所の資源と環境研究室主任、二級研究員。専攻は環境システム工学と産業生態学。山東省科学院科技発展戦略研究所の資源と環境研究室主任、中国生態経済学会循環経済と工業生態経済と技術専門委員会理事、日中環境友好交流促進協会副理事長、山東省循環経済促進会副秘書長など。《Journal of Industrial Ecology》、《Resources,Conservation and Recycling》、《Energy Policy》等の雑誌や日本の雑誌で十数本の学術論文が発表されています
訳:王海娣