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イベントレポート

第五回日中企業文化国際学術研究会

2016年9月6日(火)

9月6日の午後、山東師範大学、日中企業文化研究会、中国日本語教学研究会山東分会、山東省日本学研究中心、済南ふれあいの場との共催で、「第五回日中企業国際学術研究会」が済南ふれあいの場で開催されました。開幕式には、我が校社会科学所副所長孫書文教授、外国語学院副院長王卓教授が出席し、王卓準院長が開幕の挨拶を述べました。日本の愛知産業大学、関西学院大学、山東青年政治学院、山東女子学院、青島科技大学からの教師代表及び山東師範大学日本語学科の教師全体と院生達がこの研究会に参加しました。崔穎博士は司会を担当しました。 

  

  

 研究会が正式に開始した後、愛知産業大学経営学院三田村浩準教授、中国日本語教学研究会山東分会会長、山東師範大学外国語学院李光貞教授、愛知産業大学三苫民雄教授、愛知産業大学造形学院武田雄二教授、山東師範大学外国語学院孫守峰教授、愛知学院大学李智基博士が順に自分の論文を発表しました。

 まず、三田村浩準教授は「日本における学生の就労をめぐる法的問題」をテーマとして発表しました。三田村浩準教授はブラック企業及び違法企業への対策、仕事規則教育、留学生就業状況など、主に三つの方面から、独特の見解を提出しました。李光貞教授は、「『台児荘』における歴史地図」を中心に講演しました。『台児荘』は日本作家が1938年の春に、山東省棗荘市台児荘の「台児荘戦役」を背景として、創作した小説でした。李光貞教授は小説の中に出た地名を統計し、客観的に当時の戦争場面を復し、小説の資料価値を掘り出しました。

三苫民雄教授と武田雄二教授は順に「日本型リーダーシップと組織運営」、「日本建築に見る和の精神」をテーマとして発表しました。三苫民雄教授は、講演の中で、大量な東西方の例を借りて、人類社会文明過程の中にリーダーシップの各タイプを討論し、日本ならではの特徴も分析しました。武田教授は多くの写真を利用し、日本建築の中に含まれた「和」の符号と精神について検討しました。孫守峰教授は日本語教学中の実践を例として、「ビジネス場面における誤用例分析―山東師範大学のビジネス日本語授業を中心に」を題名に、学生が日本語勉強中に現れた問題について深く探求しました。李智基博士は「中国における外資系企業の解散制度について」を題名に、中国外資企業解散過程の法律問題について分析しました。院生の周天宇さんと張永英さんは順に「日本語の婉曲表現とその文化の特徴」、「アンケート調査から見る中国における日本近現代文学の受容」をテーマに発表しました。

 

 今回の研究会は、去年の第四回日中企業文化学術研究会の続きで、日本の愛知産業大学と第三回目の共同開催でした。参加者の反響を通して、間違いなく研究会は豊かな成果を得ました。これによって、双方の友情、学術交流を更に一歩深め、学生の視野を広げ、各方面の交流や理解において大きな成果を上げました。

翻訳:王海娣

      

 

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