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イベントレポート

友情を築いた広州一日フィールドワーク

2016年9月24日(土)

今年の日中大学生交流事業のために、9月19日から一週間、日本中村学園大学の学生一行が中山大学を訪問した。9月24日に、中山大学日本語学科の学生とともに、広州の市内観光をしました。

広州の新中心部にある花城広場が今回の旅のスタート地点でした。ガイドの説明を聞きながら、第16回アジア大会開幕式の会場であった海心砂公園と広州のシンボルである広州塔に到着、みんな一緒にタワーの前で記念写真を撮りました。何年か経って以降この写真を見るたびに、きっと今回の旅が思い出されることでしょう。

  

その後、広州で最もモダンなエリアと言われる二砂島、そして毎年のように小野リサがコンサートを行っている星海コンサートホールを見学しました。二砂島を後にしてから陳氏書院に向かい、伝統的な嶺南建築を堪能しました。書院内のいたるところに精巧でみごとな彫刻が施され、その技巧には目を見張るものでした。そして、そこは陳氏一族の団結と子孫への思いやりを表すものでした。書院を見学しながら、みんなで日中建築の相違について話し合い、そこから見る文化の多様性を再認識しました。

  

 陳氏書院へ行った後には、広州賓館に到着、広州の飲茶文化を体験しました。エッグタルトやエビ蒸し餃子などの点心がびっくりするぐらいおいしくて、日本人学生の皆さんも満喫しました。笑い声が溢れた食卓、みんな日中の食文化をめぐって歓談。腹ごなしのつもりで、北京路でショッピングしました。北京路はユニークな店が軒を連ねており、皆さんついつい爆買いをしそうになりました。ショッピングを存分に楽しんだ後、またバスに乗り、次は越秀公園へ五羊石像と鎮海楼を見学。本名が鎮海楼の広州博物館に入り、広州の文化と歴史を勉強しました。

 

最後のスポットは広州市内を一望できる場所―白雲山。森の中を、電気自動車で頂上広場まで登りました。きれいな空気に囲まれ、身近な自然の趣を味わい、さらに豆腐で作ったデザート(豆腐花)を一杯食べながら、頂上の美しい景色を堪能した。

 

   

「楽しい広州一日観光ツアーを通じて、日本人学生と仲良くなったし、千年の歴史を持っている広州も再認識できてよかったです。」とツアーに参加した中国人学生。また、日本人の学生も「中国人学生の皆さんはとても優しくて親切にしてくれて、今回の大学生交流事業イベントもきっと成功するでしょう」と感想を述べました。広州一日観光ツアーを通じて日中大学生は相互理解を深め、友情を築きました。 

 

文:李颖琳

翻訳:広州ふれあいの場

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