イベントレポート
~映画でつなぐ絆~ 「心連心日本映画鑑賞会」が中山大学にて開催
日本国際交流基金・中山大学外国語学院・広州ふれあいの場・中山大学「滑動門」映画サークルが共同主催する「心連心日本映画鑑賞会」が9月23日より中山大学外国語学院にて開幕しました。
オープニングセレモニーは、初日夜の7時に中山大学外国語学院1階の大講義ホールで行われました。日本側は阿南惟茂・国際交流基金日中交流センター所長、高橋耕一郎・北京日本文化センター所長、猪口奈津子・在広州日本国総領事館領事が、中山大学側は外国語学院許東黎書記長、邱雅芬副院長、謝崇寧日本語学科長らが出席しました。式典の冒頭、許書記長が中山大学を代表して挨拶し、高橋所長が主催者側を代表して開催趣旨などを説明しました。
高橋所長は挨拶で次のように述べました。今回の映画を通して、日本への理解を深めてもらい、日中友好交流の促進にもつながるよう期待している。そして、みんなに映画を楽しんでもらうために、主催者側は今回の映画鑑賞会のために特別に中国語字幕を作成した、という内容です。今回のイベントは、日中双方が協力して準備を行ってきました。国際交流基金・日中交流センターが企画や映画の選定、提供などをし、広州ふれあいの場と「滑動門」映画サークルが実施や運営の面において力を注ぎました。上映作品は、『あん』や『瀬戸内海』、『東京物語』などの名作品が選ばれ、題材としては日本ならではの風景、文化、人の心に触れるものであり、様々な角度から日本社会を窺うことができます。
同映画鑑賞会は、25日に閉幕しました。3日間で7作品が上映され、多くの観客を魅了しました。主催者の多大なるご支持と多方面からのご協力のお陰で、映画祭は好評を博し、成功裏に終了しました。上映作品から色々考えさせられ、心に響き、感動を覚えました。そして、今まで知らなかった日本の一面も見せてくれたのです。
映画鑑賞会を通じて、日本の文化・芸術に対する関心や理解を深めることができ、中日友好の絆をより強いものにしていく上で大変意義深いものとなりました。
文:莫嘉茵
翻訳:広州ふれあいの場スタッフ