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イベントレポート

第4回大学生交流事業

2016年9月25日(日)

   中山大学外国語学院と日本の中村学園大学の学生が共同で企画し運営する、広州ふれあいの場第4回大学生交流事業が中山大学外国語学院で開催されました。イベント当日は、中山大学内外の教師や学生、一般市民、外国人を含め600人以上の来場者を迎え、空前の大盛況を見せました。今回のイベントは「博多どんたくin広州」をテーマに、「博多どんたく」、「縁日」、「浴衣試着体験」、「茶道体験」、「グルメ試食」といったブースを設けました。こうした多種多様なイベント内容に、数多くの来場者は奮って参加し、体験しました。 

   午前10時、イベントのスタートです。中村学園大学の6名の学生はそれぞれ自己紹介をし、来場者は熱烈な拍手で歓迎しました。次に、司会はイベントのテーマについて、福岡県と「博多どんたく」について簡単に紹介しました。「グルメ試食」のブースでは、担当者は腕をふるって熊本ならではの「団子汁」を作りました。お祭りのような賑やかな雰囲気の中、来場者は美味しい「団子汁」を味わい、九州独特の食文化を楽しみました。

  

    この他に、日本の伝統衣装「浴衣」の着付けブースが今回のイベントにおいて最も脚光を浴びたと言えます。「浴衣試着」のために必要な整理券は、配布が始まったと同時に一瞬にしてなくなりました。整理券を手にした来場者は、まだかまだかという様子で自分の番を待っていました。すでに着付けをしてもらった来場者はカメラに向かって様々なポーズを作り、美しい姿をカメラに収めてもらいました。そして、午後の整理券を手に入れるために、午後の開始時刻の約30分前から待っている人も少なくありませんでした。

   「茶道体験」と「縁日」ブースも来場者の注目を集め好評でした。ここでは近い距離で茶道文化の奥深い趣を味わうことができますし、「縁日」の賑やかさとあいまって、動静一体の中で多側面から日本文化の魅力を感じ取ることができます。

  

   午後1時、中山大学のアイドルグループSYSU48のメンバーたちが、軽快で活発なダンスを披露し、イベント午後の部がスタートしました。ステージでのダンスに、会場の雰囲気は活発になり、観客も音楽に合わせて自由にダンスしました。その後のクイズ大会では、日本文化や地理等の日本に関するクイズが出題され、来場者は先を争って答えたりしました。全問正解した人は満面の笑顔で味千ラーメンをもらいました。

   最後に、今回のイベントのテーマでもある「博多どんたく」は、イベントを最高に盛り上げました。「どんたく」は平安時代に起源し、福岡県博多地区で流行した重要な祭りで、人々はしゃもじを手に、祭りの音楽と太鼓の叩きに合わせて踊ります。楽しい音楽が流れる中、来場者は司会者にステップを教わり、それから手を繋いで輪になって踊り、会場を盛り上げました。軽快な踊り、独特な料理、内容豊富な「縁日」、そして伝統的な浴衣の試着等、来場者は身をもって日本文化を体験することができました。多くの来場者は博多太鼓をはじめとする福岡の民俗を知る機会ができて、日中民間交流について新たに考え直すようになったと語っていました。

 

   これまで広州ふれあいの場で過去4回開催されてきた大学生交流事業は、地元の人々が日本文化を知るためのプラットフォームを構築、提供しました。それはまさに今時の若者同士が両国の文化交流のさらなる発展と繁栄に弛まず努力していることを物語っているのではないでしょうか。

                     翻訳:広州ふれあいの場スタッフ

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