イベントレポート
「東北三省朝鮮族中等日本語教育研修会·日本語教育セミナー」の開催
2017年3月12日(日)
延辺大学外国語学院、国際交流基金共同主催の「東北三省朝鮮族中等日本語教育」研修会が延辺大学科技楼で開催されました。国際交流基金、東北三省の朝鮮族中学・高校と延辺大学の教員合わせて60名余りが会議に参加しました。会議の開会式は外国語学院全永男副院長が司会をしました。
午前、国際交流基金の日本語専門家である清水美帆講師と小川佳子講師が「異文化理解のための日本語教育の意義」、「異文化理解のための日本語授業の方法」をテーマにスピーチをしました。
午後の会議は二部に分けて行いました。
一部は「東北三省朝鮮族日本語教育現状研究」、延辺大学日本学研究所李東哲所長が司会をしました。黒龍江省朝鮮族教研員の朴英姫先生、瀋陽市教育研究院日本語教研員の方昌日先生及び延辺大学日本語学科の金秀東先生が黒龍江省、遼寧省及び延辺地区の日本語教育現状について報告し、東北三省朝鮮族教育出版社の金美子先生は「朝鮮族日本語教材使用現状」について報告しました。
二部は「朝鮮族日本語教育教学研究」、延辺大学日本語学科の孫雪梅主任が司会をしました。東北三省朝鮮族日本語研究者及び東北三省中等日本語教育の第一線で活躍する教師たちが数十年の東北地区朝鮮族日本語教育の実践の中で模索した経験及び方法を交流し合いました。
今回の会議は東北三省の優秀な朝鮮族日本語研究者、教育工作者たちを集め、各自の成果について交流し、転換期にある東北三省朝鮮族日本語教育を積極的に推し進めることになりました。
翻訳:延辺ふれあいの場スタッフ