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イベントレポート

板谷俊生教授のご来訪とご講演

2017年3月27日(月)

   3月27日午後、北九州市立大学名誉教授の板谷俊生先生が中山大学外国語学院・広州ふれあいの場の招きによって、日本語学科を訪問し、講演を行いました。司会は同学院の邱雅芬副院長が担当し、同学部の謝崇寧学科長・陳童君先生、李栄先生、劉文星先生、楊秀娥先生も参加しました。板谷先生は「中国早期話劇と日本新劇との関係」と題して講演され、同学部の三年生と修士一年生のほか、外部からの来場者も含めて、およそ40人集まりました。

   板谷先生は中国の著名な劇作家欧陽予倩が編纂した『中国話劇運動五十年史料輯』を始まりとして、中国話劇の起源について詳しく紹介されました。中国最初の話劇団・春柳社は、李叔同や欧陽予倩など、当時東京に在住していた中国人留学生により結成されたものだそうです。同劇団発足後は、新派俳優の藤沢浅次郎から丁寧な指導を受けたということです。中国早期話劇の誕生にとって、日中演劇交流は極めて重要な意義を持っていると、先生は指摘しました。

   講演の後、先生は伝統的な楽器尺八で名曲「荒城の月」を吹き、その素晴らしい演奏で来場者の心を打ちました。

   今回の講演は従来のものと一味違い、中国話劇と日本新劇の関係について勉強できただけでなく、尺八の生演奏も楽しむことができました。短い時間ではありましたが、参加者全員にとって実りあるものとなりました。

 

翻訳:中山大学外国語学院日本語学部(莫嘉茵(大学院一年))

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