イベントレポート
11月日本語コーナー
11月2日(日) ◆参加者:28名 ◆テーマ:日本のことわざ 日本のことわざをいくつか紹介しました。 中国語に対応するものがないものについては、例を示して意味を説明しました。 中国にも関連することわざがあるものには、参加者からの紹介もあがっていました。 そして、四字熟語も紹介しました。 ことわざ・四字熟語ともに、参加者からは面白いと評判でした。 ちょっとした言葉の日中交流ができた様です。 11月9日(日) ◆参加者:26名 ◆テーマ:日本人の食事 日本人の食事について、伝統的な食事の形から、昔と今の食生活の違いについてなどを紹介しました。 (主食と副食・五度食と農村の食事・一汁二菜と主菜副菜・学校給食・外食産業・自給率の低い日本の食糧事情・都会の家庭の食事、等) 参加者からは「家族が全員で食事をしないなんて信じられない」「どうして?」との声が多くあがっていました。 11月16日(日) ◆参加者:26名 ◆テーマ:日本の伝統料理(郷土料理)について 日本の伝統料理として、各地に伝わる郷土料理を紹介しました。 昔、米を作りながらも年貢米として納めた後は雑穀しか食べられなかった農民達の労苦と食いのばしという食物を紹介しました。 そして、まずい代用食を年月をかけて名物としての食物にしていった過程を説明しました。 また、東日本のそば食・西日本のうどん食、つゆの比較、食べ方の違い等についてもお話ししました。 そして自由会話の時間には、参加者それぞれの故郷の名物料理について話してもらいました。 (山東省・湖南省・江蘇省・福建省・四川省) 湖南省と四川省の辛さを比較したり、有名料理の故事を披露したりと、話題が広がりました。 11月23日(日) ◆参加者:32名 ◆テーマ:能と狂言について 能の起源には各説あるが、猿楽の能・猿楽の狂言であり、また、猿楽は中国から伝来した散楽が元になっているという事をお話ししました。 そして、能を大勢させた観阿弥・世阿弥について、能楽を援助した人達の話、政変に依る影響とそれに伴う変化等、能と狂言の歴史などを紹介しました。 ・能と狂言の舞台、囃子、地謡、すり足 ・能と狂言の演目と装飾 ・能と狂言の相違点、舞台での動き、登場人物 ・能と狂言の流派と世襲 等 残念ながら能や狂言をビジュアルで紹介する物がなかったので、参加者もイメージが沸きにくい部分はあった様です。 最後に、来週のイベント『運動会』で行うラジオ体操第1・第2を全員で練習しました。 11月30日(日) ◆参加者:26名 ◆テーマ:自然と日本語 四季を通じて生まれた日本語を紹介しました。 成都の四季の変化と、日本の四季の移ろいの比較をまず説明し、その後、季節毎の言葉や天気と1日の時間にまつわる言葉を説明しました。 例:<季節の言葉>花吹雪・春霞・凪・時雨・木枯らし・雪もよい など <天気と1日の言葉>夜明け・曙・あけ方・黄昏・夕暮れ・宵 など 日本人の自然と生きる姿と、失われつつある美しい日本語を少しでも知ってもらえたらと思います。 後は、目前に迫った日本語能力試験対策も兼ねて、擬声語・擬態語の解説も行いました。 どちらの言葉も反響が大きく、最後の自由会話の時間にたくさん質問があがっていました。
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