イベントレポート
和紙ちぎり絵・折り紙交流会
2017年10月10日(火)
10月10日午後、日本の特定非営利活動法人「虹橋の会」は、山東師範大学国際交流協力処の招きを受け、山東師範大学を訪れました。その後、済南ふれあいの場で「和紙ちぎり絵・折り鶴を中国へ広めて、平和を祈る」をテーマにした講座を行いました。今回の講座では、虹橋の会の理事長・和紙絵画講師の岩井梅子氏、メンバーの小川敏明氏、柿木功子氏、伊藤道子氏、濱嵜和子氏及びボランティアの劉艶氏の6名がスピーカーを担当されました。国際交流協力処の王雪瑤先生、日本語学科の李光貞主任、日本語学科の院生たち及び美術学院の学部三年生たち約70人が参加しました。
イベントが始まる前に、日本語学科主任の李光貞教授が岩井梅子理事長の6人グループに対し、感謝と歓迎の意を表し、日中友好交流・発展を促進するため、各地でイベントを展開している「虹橋の会」を高く評価しました。その後、岩井梅子理事長が山東師範大学の親切なもてなしに対し感謝し、自分の経歴及び中国への思いを述べ、皆さんに日中友好交流と世界平和を促進するよう呼びかけ、イベントに参加されているご来賓の皆さんに詳しく紹介しました。
イベントが始まると、岩井梅子理事長がまずパワーポイントで和紙ちぎり絵・折り紙の由来、和紙の種類、制作プロセス、糊の作り方と使い方などを紹介されました。次に、岩井梅子理事長がチューリップ、柿、アジサイの形の作り方を説明され、その場で手本を示され、在席する教師・学生たちの興味を引きました。その後、教師・学生たちは、虹橋の会が提供してくださった材料で、自分の手で和紙ちぎり絵品を作りました。虹橋の会の先生たちの親切な指導の下、皆さんは興味津々に自分の和紙ちぎり絵作品を作り始めました。イベントの最後に、作品の数が多い人や優れた作品を作った人に対して記念品が贈られるので、会場の雰囲気は盛り上がりました。
約2時間の交流会を通して、大部分の教師や学生たちが和紙ちぎり絵・折り紙の最も基本的な作法を覚えました。日本の和紙ちぎり絵・折り紙の芸術家たちも、積極的にイベントに参加した教師・学生たちに感謝の気持ちを表しました。今回のイベントは学生の芸術的視野を広げ、和紙ちぎり絵の知識を増やすと同時に、学生の実行能力を高め、日中友好民間交流を促進しました。
虹橋の会は、日中文化交流・平和友好促進事業に取り組む広島在住の日本人、中国人及び中国から日本に帰国した戦争残留孤児たちによって結成され、現在まで日本の広島及び中国の大連、ハルビン、南京など各地で複数回の交流イベントを行ってきました。
翻訳:済南ふれあいの場 楊芳靚