イベントレポート
日本古典文学講座-徒然草について
2017年11月29日(水)
学生の古典文学の教養を高めるとともに、また良い学術的雰囲気をつくるために、日本語学科は11月29日に長清湖キャンパス総合教学ビルB区332教室で日本の古典名著『徒然草』についての講座を行いました。国際交流基金“ふれあいパートナーズ”の薮下敦朗先生がスピーカーを担当してくださいました。日本語学科の曲暁燕先生が司会を担当してくれました。本講座は、外国語学院日本語学科と済南ふれあいの場が協力して行い、2014級、2015級の本科生は積極的に参加しました。
まず、薮下先生は「我去了万里长城」という文を例として、日本語と漢語のつながりを紹介してくれました。また、日本語古典文法、単語解釈などの方面からみなさんに『徒然草』の冒頭を解説してくれました。深奥で人生の知恵に満ちた警世の冒頭部分は学生の目を引いていました。薮下先生の説明はユーモアのセンスに富み、非常にわかりやすかったので、学生たちに日本古典文学の魅力を感じさせてくれました。
『徒然草』は日本古典の名著で、吉田兼好の筆になり、日本南北朝時代(1336-1392)に書かれました。中古の『枕草子』とともに随筆の白眉とされ、日本文学史に高い評判があります。また中国では、最初は周作人によって中国語版に翻訳されました。今回の講座は日本語学科の学生に日本語学習に対する興味を深く持たせた上、学習の自立性を高めるに重要な役割を果たしました。さらに、良い日本語学習の雰囲気が醸し出され、また日本語学科において教室外での学びが推進されました。
翻訳者:馮銀萍