イベントレポート
亜細亜大学伊藤善夫教授による主題講座
2018年9月18日(火)
9月18日午後、亜細亜大学国際経営戦略研究科の伊藤善夫教授が総合教学ビルB区234教室で日本語学科の学生たちを対象に「日本企業の採用行動と留学の勧め」というテーマで講座を開催しました。日本語学科の崔穎先生が司会をつとめ、日本語学科主任である李光貞教授も出席しました。2015年入学の学生と2016年入学の学生が参加しました。
最初に、まず崔穎先生が日本語学科全体学生を代表して、伊藤教授に歓迎の挨拶をしました。講座では、伊藤教授がまず日本亜細亜大学について簡単な紹介を行いました。日本亜細亜大学は1941年に前身の財団法人興亜協会設立が設立され、1950年から大学教育を開始した、日本で有名な私立大学である。大学では経営学部、経済学部、法学部、国際関係学部が設立され、大学院では経営学研究科、経済学研究科、法学研究科、アジア国際経営戦略研究科が設立されています。その後、伊藤教授は日本企業の経営の現状や今後の発展動向、及び在日外国人の就業状況と外国の優秀な人材を導入するのが必要であるという日本の国情を紹介しました。また、日本は人口が減少して、日本の生産人口は更に減少しており、高齢化及び生産力不足が問題化しているため、日本は労働力、特に優秀な人材が必要だと説明しました。現在の在日外国人の就業状況を見ると、大企業で働いているのはごく一部分です。このことから、厚生労働省は海外の優秀人材を導入することや日本企業が国際化に踏み込む必要があるなどと提案しました。学生たちはそれを聞き大きく頷きました。
伊藤教授は学生たちに亜細亜大学は国際経営戦略研究科(AIBS)が経営戦略を専門としており特色ある有力な講師チームが在籍すると述べました。また、亜細亜大学の海外指定推薦制度や海外選考制度を詳しく紹介してくれました。海外指定推薦制度は海外で書類審査を行い、直接AIBSに入学するという制度を指します。入学する学生は指定大学の優秀な卒業生であり、また、日本語能力試験N1に合格した学生です。指定大学は北京大学歴史学部、北京言語大学、山東師範大学外国語学部などが含まれます。海外選考制度は海外で面接を受けてAIBSに入学するという制度を指します。この制度で留学する学生は日本語能力試験N2に合格している学生です。
最後に、日本語学科の学生たちは積極的に伊藤教授に質問して、留学生活や学習に関する問題にも辛抱強く回答しました。留学生活については、学校で奨学金や学費減免制度があるので、中国での同じ学科の学生に比べて、必要費用は比較的に少なく、さらに、生活費は授業時間以外でのアルバイト代で賄えるため、生活は問題がありません。学習面では、国際経営戦略研究科は二年間で、修士学位を取れると説明しました。日本語学科主任である李光貞教授は日本語学科の卒業生であっても経営学科で学ぶことに対して、真面目に勉強するだけで授業についていけて、経営学科修士学位をとれるので心配ないと話しました。先生方の説明を聞き、学生たちは経営学科や日本留学について理解を深めました。
今回の講座を通して、学生たちは経営学科や日本留学を理解するだけでなく、自分の視野も広げて、日本語への意欲を高めました。将来の可能性を広げ、チャンスをつかむため努力したいと思います。
翻訳:済南ふれあいの場スタッフ 邵提