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中国高校生だより

心連心第15期生3ヶ月目研修―振り返りとこれからの留学生活への意気込み―

日付:2024.01.23

「心連心:中国高校生長期招へい事業」第15期生の3ヶ月目研修が、埼玉県さいたま市にある国際交流基金日本語国際センターで行われました。研修の目的は心連心プログラムで日本に来た目的・使命をもう一度思い出し、3ヶ月で頑張ったこと、成長できたこと、できなかったことを振り返り、これからの留学生活をより充実させるために、目標を立て直すためのもので、125日(火)から129日(土)まで45日の合宿形式で行われました。

研修初日の成果発表では、たくさんの写真をまじえながら15期生それぞれの学校・居住地などを紹介しました。各地の方言、ご当地紹介のほか、学校で流行っている若者言葉の紹介など、日本の学校生活に溶け込んでいる様子が覗えました。

研修2日目はこの3ヶ月間の留学生活について振り返りを実施しました。招へい生から多く挙がった課題は、「友達作り(コミュニケーション)」と「言葉の壁」でした。交流の意欲はあるものの、実際のコミュニケーションの取り方が分からないという招へい生が多数いました。グループワークでは当基金のスタッフより会話を続けるコツを紹介し、招へい生がこれからの留学生活における様々な場面を想定し、リアルな交流で成功体験を積んで自信をつけられるよう、ヒントを与えました。

研修3日目は、かつて心連心プログラムで日本の高校に留学し、現在関東地域の大学に進学している先輩2名が応援に駆けつけてくれました。先輩たちからは、留学生活をより充実したものにするための時間の使い方、交流方法のほか、大学でのキャンパスライフについて紹介がありました。心連心の先輩から直接話を聞けたことで、それぞれの進路を考える上でとても参考になったようです。

研修4日目には、鎌倉大仏と江ノ島、横浜中華街の参観など日本の歴史と文化に触れる機会を設けました。

研修を締めくくる「総括」の時間では、国際対話部事業第2チーム長からの激励の言葉とともに、招へい生よりこれからの留学生活における課題と目標について発表を行いました。「自分の目標をもう一度確認した。これからも目標を目指して頑張りたい」「もっと勇気を出して日本人の友達と交流したい。」など具体的な目標が多く挙がりました。

4泊5日の研修期間、招へい生全員が寝食をともにし、留学経験を交換し合い、これからの留学生活を有意義に過ごすための充分な活力を与え合ったことでしょう。次に全員が一堂に会する機会は3ヶ月後、皆がそれぞれの課題を克服し、自身が立てた目標に対してどれだけ『有言実行』できたか、期待しています。

現役生だより」では、「心連心:中国高校生長期招へい事業」で招へい中の15期生によるエッセイなどを掲載しています。

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