中国高校生だより
【中国高校生エッセイ 】日本で初めての冬(埼玉)
日付:2024.03.14
【15期生エッセイ Vol.9】
第15期生 Lさん
(埼玉県留学中)
日本で初めての冬、私が日本の高校に通うようになって、一番驚いたことは高校生の自己解決能力でした。
これは日本人にとっては、当たり前のことなのかもしれませんが、私にとっては、衝撃的でした。
全て、自分の責任でバスや電車に乗って通学し、学校との連絡も親を頼らずに、全部自分でしているのです。
中国にいた頃の私と言えば親の車で送り迎えをしてもらい、学校への連絡も母がメッセージを送ってくれていました。
しかし日本の高校生たちは、なんでも一人でやっていて、かっこいいなと感じました。
ホームステイでも今では、食器洗いの手伝いや、洗濯物を畳むのは自分でやります。
私はこの経験を通じて、価値観が変わりました。そして今後は、中国へ帰ってからも、自分のことは自分でできるようになりたい、そのように成長したいと強く思うようになりました。
これは日本に来て得た大きな収穫と言えると思います。
「現役生だより」では、「心連心:中国高校生長期招へい事業」で招へい中の15期生によるエッセイなどを掲載しています。