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中国高校生だより

【速報】心連心第16期生12名が来日しました!

日付:2024.10.18

2024年9月3日、「心連心:中国高校生長期招へい事業」第16期生の中国人高校生12名(男子3名、女子9名)が、羽田空港に降り立ちました。

高校生たちは、北は北海道、南は鹿児島まで日本全国に散らばり、各地の高校で約1年間の留学生活を送りますが、各生活地への出発に先立ち、北京での「来日前研修」、東京近郊で45日の「来日研修」を実施しました。

92日(月)は、北京市内でのホテルにて「来日前研修」・「出発前壮行会」を実施しました。保護者と一緒に北京にやってきた中国高校生は、緊張した面持ちでこれからの来日生活での注意事項を確認しました。

「出発前壮行会」は、北京在住の心連心卒業生の交流会も同時開催とし、在中国日本国大使館や中国教育国際交流研修学院からの出席者、北京在住の心連心卒業生から激励を受けました。卒業生は心連心での経験を振り返り懐かしむ一方、16期生はこれから通う日本の高校について卒業生の話に耳を傾けました。

93日(火)、いよいよ北京首都国際空港から日本へ出発です。16期生は全員、今回初めて長期間にわたり両親の元を離れます。出国ゲートの前で記念撮影をして笑顔で出発しました。

9月3日(火)に来日し、9月6日(金)まで東京都内にて来日研修を行いました。初めての来日で見るものすべてに歓声を上げる高校生が少なくない中、研修では、本事業の意義・目的の再確認、これからの留学生活における注意事項確認、ホストファミリーや友人との上手な付き合い方等についてのワークショップ等を行いました。さらに公認心理師の先生を招き「留学生の心の健康のセルフケアに関する講義」を実施し、防災館にて地震や消火体験も行いました。また街歩きも行い、電車の切符の買い方、ATMの使い方、交通ルールについて学びました。

また、「心と心を結びあう<心連心>」の事業目的を卒業生の経験談から学ぶため、過去に本事業に参加して日本で留学生活を過ごした先輩である心連心サポーターの4名が自身の体験談をもとに16期生へ有益なアドバイスをしてくれました。

(卒業生(第13期生)張晨陽さん)

これらの研修に加え、外務省と中華人民共和国駐日本国大使館教育部へ表敬訪問しました。外務省では、高村正大外務大臣政務官から、日本での留学生活に対しての期待と激励のお言葉をいただきました。中国大使館教育処では郭軍参事官より外交官のお仕事についてのお話や、日本での生活に対する心構えについてお話しいただき、16期生たちは皆熱心に聞き入っていました。

そして96日の夕方には、受入校の先生やホストファミリーの方々、事業関係者をお招きし、第16期生歓迎会・卒業生交流会を行いました。これからお世話になる学校の先生やホストファミリーとの初対面を果たした16期生たちは、初めのうちは緊張した面持ちでしたが、徐々に会場は楽しそうな笑い声に包まれていました。ここでも心連心事業の卒業生交流会が同時開催され、東京在住の卒業生が大勢参加し、これから留学生活を開始する16期生たちにエールを送りました。

翌7日、「対面式」が行われ、生徒たちは迎えに来てくださった受入校の先生や関係者に連れられて、期待と不安を胸にそれぞれの場所へと旅立っていきました。こうして無事に12名全員がそれぞれの生活地で、待ちに待った日本生活を開始しました。改めて、本事業における受け入れ側の皆様のご協力・ご支援の有難さを深く実感しております。皆様、どうぞ彼らの成長を楽しみに、見守っていただければ幸いです。我々スタッフ一同も、全力で彼らをサポートして参ります。

16期生たちの留学生活の様子は、心連心ウェブサイトにてドキュメンタリー動画やインタビュー記事、16期生によるエッセイを通じて公開予定です。皆様、どうぞ生徒たちの成長を楽しみに、見守っていただければ幸いです。

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