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中国高校生だより

日本の高校の一日 花ならつぼみの私の人生

日付:2024.11.28

※日本語で執筆された文章です。

 盛岡を訪れる秋風に吹かれ、私はようやく気付く。中央高校に入学してから二ヶ月たっていると。

 私がいるコースは8時から朝学習があります。曜日ごとに学習の内容が違います。850分から午前中の授業が始まり、全部で4時間あります。学校の教科のなかで、一番難しいのは言語文化だと思います。古文はやったことがないもので、漢文の書き方も中国と違っていて、全然分かりませんでした。それで、言語文化の先生がみなさんのやっている古文の週末課題の代わりに漢字のドリルを渡してくれました。漢字のほかに、慣用句の使い方も載っていました。漢文の返り点、一二点、上下点などをゼロから勉強するプリントももらいました。

 12時40分に昼休みが始まります。昼食はみんなほとんど家からお弁当を持ってきますが、学校には購買モアって、そこでお弁当やデザートを買うこともできます。学校初日にクラスメートが昼休みになって「一緒に購買行こう。」と誘ってくれました。私はみんなと2号館の購買に行き、ドーナツを買いました。普段は寮のお弁当を持って行ってますが、この二ヶ月間で時々購買のお弁当や味噌おにぎりを買って、食べてみました。とてもおいしかったです。みんなで机を組み合わせ、楽しくおしゃべりをしながら、お弁当を食べます。

 午後は授業が三時間あります。学校が終わったら、みんなは自分の机を教室の一番後ろまで運びます。そして、今週の掃除当番がクラスを掃除してから、元に戻します。私はさんさ同好会に入っているので、毎週の月曜日に19時までみんなとグラウンドで練習をします。それ以外の曜日では、1615分に学校を出て、同じ電車に乗る友達と一緒に駅まで行きます。電車が遅延することも何度か体験しました。たまには、学校帰りに友達とカラオケに行ったり、もんじゃ焼きとお好み焼きを食べたりしました。

 じっくり考えてみると、日本に来てから私の一番の変化は、「ありがとう」を言う数が多くなったことだと思います。「「ありがとう」の数だけ人は優しくなる。」という言葉を聞いたことがあります。クラスで一番よく耳にしたのが「ありがとう」なので、私もだんだんよく言うようになりました。そして、感謝の気持ちを学校の先生方、クラスメート、寮の管理人さん、食事を作ってくださる給食係のみなさんにはっきりと伝えるのは大切なことだと気が付きました。いろいろな方に支えられて、生きているんだということを大事にしながら、これから先進んで行きたいです。

 花ならつぼみの私の人生。この青春の始まりを、悔いのないように大切にしたいです。
(《1リットルの涙》の名言を借りて)

16期生  ZYさん
2024年11

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