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中国高校生だより

6か月目研修 – 半年を振り返り、残り3ヶ月を充実させるために –

日付:2025.04.23

心連心 第16期生 6か月目研修 - 半年を振り返り、残り3ヶ月を充実させるために -
「心連心:中国高校生長期招へい事業」第16期生の6ヶ月目研修が、大阪の国際交流基金関西国際センターで行われました。研修の目的は招へい生が6ヶ月間の留学生活を振り返り、残りの留学生活をより充実させるための目標の再設定で、3月20日(木)から3月22日(土)まで2泊3日の合宿形式で行われました。
3月20日
研修初日のフィールドワークでは、大阪の勝尾寺と全興寺、そして平野の町を見学しました。勝尾寺では、招へい生たちが「勝ちダルマの目入れ」を体験し、残りの留学生活の目標、そして人生の目標をダルマに書き込み、目標達成のための誓いとして右目に黒く目入れをしました。ダルマに願い事を書き、片目を入れることで「自分と向き合い自分の弱い心に打ち勝つ」という誓いを込めるこの体験が、招へい生の6ヶ月目研修にふさわしいスタートとなりました。
3月21日

3月22日
研修2日目・3日目は、各招へい生が講師となり、自身の留学経験や考えを紹介しあう講義形式のワークショップを行いました。
「私の友達作り」というテーマでは、「友達作り」のコツ、悩み、克服方法、心構えといった、それぞれの経験や意識していることなどを他の招へい生へ共有しました。一緒に来日し、各地で同じように、日本の高校生活を送っている同期生からのアドバイスは、招へい生たちの心に真っすぐ届いたようです。仲間の発表を通じて、彼らの日々の奮闘する様子や、心連心の招へい生としての自覚をもった交流の様子を目にし、大いに刺激を受けた様子でした。
続いて「心連心留学で学んだことを今後にどう生かすか」というテーマの講義では、これまでの留学生活で体験したこと、感じたこと、考えたこと、そして自分がどう生きていきたいかを共有する内容となりました。ここでも、仲間の日々の頑張り、考え方を聞くことで、自分ももっと頑張ろうと奮起している姿が見られました。
そして、心連心の卒業生である心連心サポーターによるAIとの付き合い方に関する講義も行いました。サポーターから具体的なAIの使い方を教えてもらい、招へい生からは今後も是非AIを活用したいという声が聞かれました。
2泊3日の研修期間、招へい生らが寝食をともにし、初心に立ち戻り、お互いの留学経験を共有し、お互いの成長を実感することができました。また、先輩からのたくさんのアドバイスを受け、残り少ない留学生活を後悔のないよう有意義に過ごしたいという気持ちを強めたことでしょう。
次回、7月実施予定の帰国前研修では、みなさんの「やり切った」という清々しい笑顔を見られることを楽しみにしています。

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