心連心第17期生9名が来日しました!
日付:2025.09.22
2025年9月2日、「心連心:中国高校生長期招へい事業」第17期生の中国人高校生9名(男子4名、女子5名)が、羽田空港に降り立ちました。
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高校生たちは、北海道から九州まで日本全国に散らばり、各地の高校で約1年間の留学生活を送ります。各生活地への出発に先立ち、北京で「来日前研修」、東京で4泊5日の「来日研修」を実施しました。
9月1日(月)は、北京市内ホテルにて「来日前研修」・「壮行会」を実施しました。保護者と一緒に北京にやってきた中国高校生は、緊張した面持ちでこれからの留学生活の注意事項を確認しました。
「壮行会」は、北京在住の心連心卒業生も駆けつけ、在中国日本国大使館や中国教育国際交流協会、卒業生からの激励を受けました。卒業生は心連心で高校時代に留学した経験を振り返り懐かしむ一方、17期生はこれから通う日本の高校について卒業生の話に耳を傾けました。
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9月2日(火)は午前、日系企業Panasonicの松下記念館を見学した後、保護者と卒業生に見送られ、北京首都国際空港から日本へ出発しました。17期生は全員、今回初めて長期間にわたり親元を離れて外国で生活します。出国ゲートの前で記念撮影をして笑顔で出発しました。
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9月2日(火)日本到着後、9月6日(土)まで東京都内にて来日研修を行いました。初めての来日で見るものすべてに歓声を上げる生徒が少なくありません。研修では、本事業の意義・目的の再確認、これからの留学生活における注意事項確認、日本理解や異文化適応などについて学びました。また、防災館で地震や消火体験を行ったり、街歩きをして郵便物の出し方、ATMの使い方、交通ルールについて学んだりしました。
さらに、「心と心を結びあう<心連心>」の事業目的を卒業生の経験談から学ぶため、過去に本事業に参加して日本で留学生活を過ごした先輩である心連心サポーターの3名が自身の体験談をもとに17期生へ有益なアドバイスをしてくれました。
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これらの研修に加え、外務省及び中華人民共和国駐日本国大使館教育部へ表敬訪問しました。外務省では、岡野国際文化交流審議官から、日本での留学生活に対しての期待と激励のお言葉をいただきました。中国大使館では、杜柯偉公使参事官より外交官の仕事についてのお話や、日本での生活に対する心構えについてお話しいただき、17期生たちは皆熱心に聞き入っていました。
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研修最終日9月6日(土)には、「対面式」が行われました。生徒たちは迎えに来てくださった受入校の先生や関係者に連れられて、期待と不安を胸にそれぞれの場所へと旅立っていきました。こうして無事に9名全員がそれぞれの生活地で、待ちに待った日本生活を開始しました。改めて、本事業における受け入れ側の皆様のご協力・ご支援の有難さを深く実感しております。皆様、どうぞ彼らの成長を楽しみに、見守っていただければ幸いです。我々スタッフ一同も、全力で彼らをサポートして参ります。
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17期生たちの留学生活の様子は、心連心ウェブサイトにてドキュメンタリー動画やインタビュー記事、17期生によるエッセイを通じて公開予定です。
【関連リンク】
▶外務省: 日中21世紀交流事業の概要