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中国高校生だより

日本での初めての冬

日付:2026.02.06

※日本語で執筆された文章です。

札幌のような雪ばかりでもなく、大阪のような暖かさでもない。盛岡の冬は静かで幽玄なのだ。

私の故郷である河南省は雪が少ない。ある週末、目が覚めて窓から外を眺めると、真っ白な銀世界が広がっていた。こんな景色は見たことがなかった私は、外へ飛び出し、人目も気にせず雪遊びをした。今思い返せば、まるで子供のようだった。雪に夢中になっているうちに、日が暮れ始め、雪も止んだ。一人で作ったとても不格好な雪だるまと向き合い、思わず笑ってしまった。

その後の数日間、雪はだんだん溶けていった。私はいつも通り日常を繰り返していたが、ある日友人に「盛岡の冬、どう思う?」と聞くと、「十六回目だから特に何も感じない」という答えが返ってきた。それを聞いた時、私は茫然自失となり、自分が一人ぼっちであることをいつもより強く意識させられた。これは私が日本で初めて一人で過ごす冬だった。みんなにとっては普通で当たり前のことが、留学生の私にはすべて目新しく、これからどうすればよいか何もわからなかった。その日の放課後、他の人々が仲良く笑い合う声を耳にすると、胸のどこかが寂しさで満たされていった。私は人とは逆の道を選んで歩き出した。

知らない道を歩いていると、雪はもう降っていなかったが、道にはまだらに雪が残っていた。ラーメン屋の香りや、子供たちの笑い声が、不思議と心を和ませてくれた。そんな中、小さな神社を見つけた。鳥居の下には雪が積もり、神様が静かに冬を見つめているようだった。私は無意識に手を合わせた。特に願い事があるわけではなかったが、ただ一人、そこに立ち尽くしていた。

盛岡の山、きれいで静かだ

 顔を刺すような冷たい風が吹き、雪がまた降り始めた。積もった道を見ていると、川端康成の『雪国』を思い出した。雪が髪に積もり、手のひらに落ちては溶けていく。その感触に、私はふと気づいた。どんな寂しさも、どんな日常も、すべてが私だけの記憶となり、私だけの「初めての冬」の一部になるのだと。
 盛岡の冬を一人で過ごす日は多く、時に孤独を感じることもあった。けれど、そんな日々があったからこそ、自分自身と静かに対話する時間を得られた。雪が溶け、春が来るまで、この冬の街を、もっとじっくりと味わっていきたい。

雪に覆われた盛岡

 

 岩手県 P君
2025年12月22日

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