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中国ふれあいの場 日本文化セミナー:文学創作
「ショートショートの書き方講座」

・10月28日:杭州外国語学校、杭州ふれあいの場(浙江工商大学)
・10月29日:貴陽ふれあいの場(貴州大学)
・10月31日:広州ふれあいの場(中山大学)
国際交流基金北京日本文化センターは、2024年10月27日〜31日、現代ショートショートの旗手として活躍する田丸雅智氏を日本からお招きし、上海、杭州、貴陽、広州の4都市で大学生、高校生、教員などを対象にショートショートの書き方講座を実施しました。


参加者は、ワークシートに沿って思い思いの名詞と、その名詞から連想する言葉を書き出し、別の言葉同士を組み合わせることで「不思議な言葉」を作り、そこから物語を創作しました。ご飯の王様とカレーの王様がしのぎをけずる「カレーに満ちた世界」や、話ができるようになった桜が開花の予想を語る「未来の桜前線予報」、練習中にバターの香りがする「トーストが焼けるグランドピアノ」、「豚肉が入っている自転車」、「寝不足が怖い蜘蛛のための睡眠言葉セラピー」などユニークな作品がたくさん生まれました。


2021年のオンラインでの講座、日中国交正常化50周年事業として実施したショートショート創作コンテストを実施してきましたが、田丸氏の書き方講座を中国で行うのは初めてで、対面ならではの濃密な創作空間が生れました。
外国語である「日本語」での創作なので、最初は少し難しいと感じた方もいたかもしれませんが、田丸氏や他の参加者とのコミュニケーションを通じて皆さん自信をもって書き進んでいき、作品を完成させていました。田丸氏からのメッセージの一つである、「空想で世界を彩る」ことの楽しさが、参加された方々の表情から伝わってきました。
終了後のアンケートには多くのコメントが寄せられましたので、一部をご紹介します。
上海総領事館
「想像力に翼をつけて気軽に楽しむことができました」
「先生の説明はとても上手です!みんなでシェアするのも楽しかった」
杭州外国語学校
「ふだん文章を書く時間がないので、年齢が高くなるにつれて想像力が無くなってきていると感じていました。ショートショートを書くことで日本語を書く力をつけるだけでなく、自分の想像力を向上することができると思います。」
「ショートショートを書くのは自分にとって簡単で面白く感じました。」
「ショートショートを書くのは確かに面白くて思わず笑顔になってしまいます。素晴らしかった」
浙江工商大学
「元々は書くということが難しいなって思って書きたくないけど、今日の講座を通していろいろわかって、なんかできるような感じになった。」
「簡単なステップから、想像と構想を通じて、少しずつショートショートを完成させることができました。わかりやすくて、天馬行空」
貴州大学
「ショートショートを書くのは思ったほど難しくなく、想像力を働かせることができる収穫があった」
「自分が本当にこんなに飛躍した物語を書けるとは思わなかった」
中山大学
「先生はショートショートの創作を一歩一歩ステップに分けて説明して、私たちの想像と創作を促してくれました。こうしたやり方を大好きで、大いに収穫がありました」
「人に見られるのは恥ずかしいけど面白かった」
「小説を書くことへの興味を持ちました」
田丸氏の公式サイト海のかけら もぜひご覧ください。