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JAPAN FOUNDATION 国際交流基金[心連心]

日本と中国の若者が未来を共に創る

日中高校生対話・協働プログラム
令和3(2021)年度事業報告

「你好 こんにちは」から始まる日中(中日)交流
(大阪府立桜塚高等学校・済南外国語学校)

実施概要

日本側実施学校名
大阪府立桜塚高等学校
中国側実施学校名
済南外国語学校
交流ツール
Zoom
使用言語
日本語/中国語
日本側参加人数
14名(教員2名/生徒12名)
中国側参加人数
23名(教員2名/生徒21名)

2. 事前準備実施状況(回数やツール、準備内容等)

大阪府立桜塚高等学校

  • 特に事前のテストなどは行わず、メールで打ち合わせの連絡などのやり取りを行った。

済南外国語学校

  • 時間・参加人数の決定、学校のコンピューター室におけるZoomのインストール

3. 個別回の実施状況

第1回:学校紹介と自己紹介
実施日時
2021年11月22日 15時40分~17時00分(日本時間)

日本

前半は接続状況が悪く、自己紹介までしかできなかった。

中国

  • 熱気あふれる楽しい雰囲気の中で交流を行った。お互いに相手の言語で話していたことが良かったと思う。
第2回:お正月と春節(前半)、グループトーク(後半)
実施日時
2022年 1月17日  15時40分~17時00分(日本時間)

日本

前半はお互い緊張もあり固い雰囲気だったが、身近でタイムリーかつ両国の習慣の比較が面白く、打ち解けることができた。後半のグループトークは、少人数で話しやすい雰囲気だったのか、想像以上に話が盛り上がった。

中国

  • 新年を迎える際の文化や習慣を紹介し合い、中国と日本の文化の違いについて理解を深めた。フリートークでは、和気あいあいと連絡先を交換し合い、友達作りをするなど、今後の交流につながる内容となった。

実施の成果

交流での工夫

    日本

  • 名前を書いたカードをあらかじめ用意しておいた。
  • ブレイクアウト機能を利用して、少人数での話し合いができるようにした。その結果、どのグループもいろいろな話題で盛り上がり、卒業後の進路の話など割と深い内容の話もできた。
    • 中国

    • 交流に参加する学生を選抜した。ただ、学校のネット設備が不十分であるため、2回目の交流は学生を在宅させて行った。
    参加生徒の感想

      日本

    • 普段関わることのできない中国の同世代の子たちと関われて、新鮮で楽しかった。
    • 違う国にいる人としっかり話すことが初めてだったので緊張したが、とても楽しかったです。
    • 個人の繋がりは、国どうしのつながりとはあまり関係ないと感じた。
      • 中国

      • 国籍は違いますが、同年代の話題は共通し、学生間での交流は大変盛り上がりました。
      • 日本の友人と交流し、手紙を送るなどを通じて日本語力が向上し、日本文化をより理解することができた。
      • 桜塚の皆さんはとても生き生きとしていて、積極的だった
      • 担当教員の声

          日本

        • 中国と日本の文化の違いと共通点、中国の高校生の興味や関心と自分たち日本の高校生がおかれている状況との違いと共通点などを直接聞けたことで、ふだん報道や授業などで学ぶ中国とは異なる、もう一つの中国のイメージを持つことができたと思う。
        • 中国語の講座を開講していても、学んでいる言語を実際に活用できる場がほとんどない(英語も同様だが)。そんな中で、中国語が使えるのは貴重な機会であるとともに、日本語が流ちょうな中国の高校生の姿をみて、自分たちも頑張らねばという意欲を持つ機会となっている。留学生受け入れや訪日団との交流が止まっている中では、非常に意味のある活動である。コロナが収束した後も、リアルな行き来とは別にこのような交流方法があってもよいと思った。生徒たちも2回目の交流は大いに楽しんでいる様子であった。楽しく交流できるということが、まずは大切なことだと思う。
          • 中国

          • 日本の高校生の温かい心を感じながら、中国と日本の文化・習慣について学ぶなど、若者同士で気持ちを通わせながら、日本語で表現することへの達成感が得られた。また、外国語の運用能力が向上したことはもちろん、意見交換や相互理解により、両国の高校生がお互いを知ることで、異なる文化の魅力や言葉の力も感じることができた。
          • 日本留学クラスの宣伝に役立ったほか、学生の日本語学習に対する興味や自信も向上した。
          • 今後に向けて

              日本

              中国語の選択授業を受ける生徒の今後の学習のモチベーションアップとともに、校内的にはコロナ収束後の訪日団受け入れや留学生受け入れにつなげるものになればよいと思います。

                日本

                実行性や実用性を向上させたい。

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