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- パンダとSDGsがつなぐ日中交流(和歌山県立橋本高等学校・成都外国語学校)
日中高校生対話・協働プログラム
パンダとSDGsがつなぐ日中交流
1. 実施概要
- 事業名
- 日中高校生対話・協働プログラム
- 日本側実施学校名
- 和歌山県立橋本高等学校
- 中国側実施学校名
- 成都外国語学校
- 交流ツール
- Zoom
- 使用言語
- 日本語/英語
2. 事前準備実施状況(回数やツール、準備内容等)
和歌山県立橋本高等学校
- 5/19 参加生徒オリエンテーション
成都外国語学校
- パソコンを4台準備し、パソコン1台に対し4名の生徒でグループを作り、生徒に各回の交流会のテーマに合わせたパワーポイントの資料を作ってもらった。
3. 個別回の実施状況
- 実施日時
- 2022年5月24日 17時00分~18時00分 (日本時間)
日本
初めて海外の高校生と交流する生徒がほとんどで、最初は緊張した様子だったが、リモートが始まると、成都外国語学校の生徒の皆さんが日本語がとても上手であることや、積極的に質問をしてくれたこともあり、会話が途切れることなく交流できた。アニメや歌など共通の話題で会話がはずみ、中国の生徒たちにとても親近感がわいた。日本の生徒たちは、学校生活や学習時間に違いがあることを知り、その違いについてもっと知りたいと興味を持ったようだった。異文化に対して興味をもつ経験となった。
中国
- 4グループに分かれ、各グループは交流の前に詳細な紹介パワーポイントを作成しました。 中国と日本の若者の趣味をテーマとし、和歌山の学生に中国の若者が今好きな食べ物、アイドル、アニメなどを紹介し、さらに休日に行う趣味を紹介しました。 和歌山の学生も日本の若者が好きなものを熱心に紹介し、とても楽しい交流となり、全体の雰囲気も和やかになり、両地域の友好が深まりました。
- 実施日時
- 2022年11月15日 17時00分~18時00分(日本時間)
日本
本校生徒は2回目のオンライン交流であったが、成都外国語学校は9月に入学した日本語学科の1年生の生徒たち22名が初めて交流に参加した。4つのグループに分かれて、お互いの地域の「世界遺産」について紹介し合った。本校の生徒たちは、夏休みの高野山フィールドワークを通して学んだことを紹介し、成都の生徒は四川省の世界遺産「都江堰」「峨眉山」「パンダ生息地」などを紹介した。「都江堰」は世界遺産と文化遺産の複合遺産であることや、自然環境保護のために、交通手段は公共交通機関のみに規制するなど、自然を守るための方策なども紹介してもらい、海外の世界遺産とその保護の取り組みを知ることができた。 世界遺産紹介のあとは、学校生活や趣味の話など活発な交流となった。高校生どおし、共通の話題も多く、楽しい交流となった。 地域の世界遺産については、お互いパワーポイントを準備して説明したので、よりわかりやすかった。
中国
- 世界遺産をテーマとした交流では、互いの故郷が誇る世界遺産を学び、お互いの距離を縮めました。 その後の自由交流では、生徒たちは日本語にあまり自信がなく、少し緊張して抑え気味でしたが、積極的に自分を表現し、とても楽しく過ごすことができました。
- 実施日時
- 2022年2月10日 17時00分~18時00分(日本時間)
日本
-
- まず全体での交流で、成都の生徒がパンダの習性や保護に向けての取り組みやボランティア活動など紹介してくれた。代表者4名がパワーポイントを作って、説明してくれた。その後3つのグループに分かれ、パンダのことやお正月の過ごし方など、それぞれ準備していた写真などを紹介しあった。日本の生徒は自己紹介と趣味を中国語で紹介した。
- パンダについてのプレゼンでは、アドベンチャーワールドと共同研究を行っている成都パンダ繁殖基地の様子や、飼育のボランティアを経験したこと、パンダの習性やなぜパンダの数が減っているのかなどの説明をていねいにしてくれて、パンダに関する知識や保護のための取り組みを知ることができた。日本の生徒は今回成都パンダ繁殖基地へ戻るアドベンチャーワールドの3頭のパンダについて説明した。
- その後のグループディスカッションでは、お年玉の使い方や好きな歌手やアニメなどについて、活発に情報交換をした。日本も中国も正月は最も大きな伝統行事であるが、その過ごし方については、異なる点も多く、文化や習慣の違いを理解することができた。NHKのクローズアップ現代の取材依頼があり、テレビの収録も行われた
橋本高校のウェブサイト(外部リンク)
中国
-
- 今回の交流は、コロナ禍の影響で紆余曲折があり、交流前の準備や当日の参加は生徒各自の自宅からとなった。 交流のテーマがパンダということもあり、成都で生まれ、成都に住んでいる学生たちはとても親近感を持ち、この機会にパンダについてたくさん調べ、学ぶことができました。 交流中は、日本のテレビ局であるNHKも撮影に参加しました。
4. 実施の成果
日本
-
- 中国と日本では学校生活や、文化が全然違っていたことに驚いた。まだまだ世界には知らないことがたくさんあるんだなと思った。また様々な人々と交流をして、視野を広げていきたいと思った。
- 中国の人々は日本に行ってみたいという人がたくさんいた。その時も日本はやっぱりいいところだったと言ってもらえるような国でありたいなあと感じた。
中国
-
- 中日両国の将来の友好は私たち世代にかかっているのだと思った
- 日本の生徒と友好的に交流し、私たちの日本に対する印象は深まり、また交流相手に私たちの状況を理解してもらうことができ、とてもいい文化交流の機会でした
日本
生徒たちは中国と日本の文化の違いを学び、異文化についての興味が深まった。また、交流前は中国の生徒との交流に対して不安を持っていた生徒も少なくなかったが、交流してみると、同じ高校生どうし共通の話題も多く、国の違いは関係なく、活発な交流ができた。交流活動を通して、相手のことを認め、尊重することが、外国人との交流だけでなく、全ての人と接する上で大切だということを学んだ。また違いは国が違うからではなく、違いがあるからこそ人間はおもしろいということに気づけた。また、言葉や文化の違いはあっても、会話することで、親しみを感じることができたので、会話をするということは人間にとってとても大切だということを学んだ。
中国
生徒たちは交流前の準備にて、各グループで準備をすることで、集団で協力する能力を高めることができた。各回の交流テーマを通じ、中日文化についてより深く理解することができ、生徒たちはこの交流に積極的に参加し、頑張って日本語で考え、日本語で表現していた。日本の高校生と同じ趣味を持っていることや学校生活に共通点があることを発見したことで、生徒たちは日本に対してより親近感を頂き、日本語学習の刺激になったようだ
日本
今回の交流経験をもとに、異文化に対する理解を深め、友好関係を築いてほしいと思う。歴史的、文化的にもつながりの深い日本と中国の青少年たちが、世界の諸問題の解決や、世界平和に向けて協力し合うことを期待している。
中国
このイベントが良いきっかけとなり、生徒の心に日中友好の種を蒔くことができました。 また、今回の交流で日本の高校とも深いつながりができ、今後も国際交流基金の活動もより積極的に参加し、日中友好に貢献していきたいです。