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日中高校生対話・協働プログラム令和4(2022)年度事業報告
日本・中国お国自慢!(互いのよいところを見つけよう!)
(高知県立高知東高等学校・黄岡市外国語学校)
1. 実施概要
- 事業名
- 日中高校生対話・協働プログラム
- 日本側実施学校名
- 高知県立高知東高等学校
- 中国側実施学校名
- 黄岡市外国語学校
- 交流ツール
- Zoom
- 使用言語
- 日本語、中国語
2. 事前準備実施状況(回数やツール、準備内容等)
高知県立高知東高等学校
- 本校、中国語選択生に、授業の中で自己紹介文や発表のための資料作りをさせた。
- WeChatを使い、双方教員同士の交流も図った。また、中国側の教員とも連携をはかり、日中の生徒同士の交流をwechatを使い行った。
- Zoomを使い、教員同士、日中交流センターと事前打ち合わせを行った。
黄岡市外国語学校
- 2回、WeChatとメールにて、交流時間について相談した。また、設備やソフトなどのインターネット環境を確認した。
3. 個別回の実施状況
- 実施日時
- 2022年6月15日 17時00分~18時00分 (日本時間)
日本
- 今年度は、中国語の授業を選択している生徒の中でも有志のメンバーで構成している。そのかいあって、生徒は非常に意欲的である。
- 昨年度の反省を生かし、交流をもっと身近に感じるように生徒同士の交流を取り入れた。双方の学校の同意の上、生徒同士携帯アプリを使っての交流を行っている。これは生徒にも好評で、異国のクラスメートのような感覚で連絡をとりあっている。
- オンラインミーティングでは、それぞれの文化を紹介しあい、非常に興味深いものであった。本校の生徒の提案で、流行しているポーズで記念撮影も行うことができた。
中国
本校の生徒が日本語の表現力がまだ十分でない状況で、日本の高校生と文化交流ができ、また、日本の生徒や先生方の熱意や明るさを感じることができました。 交流は活発で、生徒たちはとても喜んでいましたし、お互いの質疑応答によって、お互いの文化に対する興味も高まりました。 私たちは、次の交流も楽しみにしています!
日本
中国の高校生に、高知県の魅力をオンラインで感じていただくため、フィールドワークによる校外撮影を実施し、観光動画「高知ワンデイツアー(高知城編・高知東部西部編)」を作成した。
- 実施日時
- 2022年12月14日 17時00分~18時30分(日本時間)
日本
今回は、日本旅行の日比氏を招いて「日本のおせっかいおじさんから提案」と題して、日比氏からみた国際交流の在り方を提案していただいた。日本と中国の一般的な見方や評価をそれぞれ示し、互いの国の文化や習慣についての価値観を紹介された。その後も、経済の話で、「いま」という時代を分析し、日中の生徒にわかりやすく説明した。日比氏は、真の国際交流は、これまでの価値観を取り払うことが大事と語った。その後質疑応答では、「それぞれの距離感をどのようにとればよいのか」「密な交流をどのようにとればよいのか」など積極的な質問が飛び交った。
中国
今回交流を通して、私は多くのことを学びました。 両国の人々の互いに対する印象の違いや、中日の食習慣なども大きく異なります。 両国の人々は互いのことをよく知りません。 インターネットなどを通じて、お互いの習慣などをもっと知ることが知ることで、相手の良いところがもっと見えてくると思います。(参加生徒のコメント)
- 実施日時
- 2023年3月22日 17時00分~18時30分(日本時間)
日本
- 今回は、高知の大学に留学している中国人学生に「留学」について発表してもらった。主に発表内容は、各大学の紹介、自分の研究内容、地元及び、高知について、なぜ高知に留学したのか、留学する前に準備しておくことなど。
- 学生の研究内容は、文系分野理系分野ともに、かなり専門的な話であった。高知についての印象は、環境がとてもよいということ。留学に備えることは、日本語の能力を高めておくこと、日本の文化に慣れておくことであるとのことであった。中高生と比べて、大学生ともなると自由度が高く、プライベートでは日本の友達と出かけたり、飲食を共にしたりとかなり濃い交流ができる。そうなると留学した先の地域の印象もよくなると思う。ここ高知県は、国際空港がないことから、何かのきっかけや目的がないと、中国からも訪れる機会はない。大学生の発表を聞いて、黄岡市外国語学校の学生が高知に来てくれたら嬉しい。
中国
- この交流会に参加したことで、日本文化の一端を理解し、視野を広げることができたのでよかったです。先輩方のアドバイスはとても有益で興味深く、やる気と忍耐の精神を見ることができ、見習うべきものがありました。 また、交流会では、日本の先生や学生もとても親切で熱心だったので、日本文化にさらに興味を持つことができました。(参加生徒のコメント)
4. 実施の成果
日本
いつか実際に留学に来たとき、一緒に観光などできたらいいなと思います。 私たちも中国に行ってみたいとも思います。日本と違う雰囲気や慣習を感じてみたいです。
中国
このようなオンライン交流活動をもっと実施されれば、私たちと日本の高校生の交流がもっと深まると思う。
日本
昨年度、今年度と継続して、国際交流の活動を実践することができた。コロナ禍という異例の状況であったものの、貴基金の助けを借りて、オンラインで実践することができた意義は大きい。今年度、世界情勢では、紛争に関わる報道がなされており、日本を含む周辺国でも動きが活発化している状況である。本活動に携わる生徒たちがやがて、次世代を担うリーダーとなり、日中交流に尽力してくれることを期待する。
中国
数年前から新型コロナウイルスが流行しているため、本校は各種の海外交流活動は休止せざるを得ず、日本語クラスの生徒が参加できるのは、このオンライン交流だけでした。 日本の高校生とのオンライン交流を通じて、視野を広げ、日本への理解を深めることができ、日本語クラスの生徒の学校生活をより豊かなものにすることができました。
日本
次年度は、本校でも、国際交流委員会(仮称)を立ち上げ、さらに積極的に国際交流を実践する予定である。特に、本校では中国語および韓国語の選択授業があることを生かして、中国や韓国の言語や文化を学び、発展的な教育を実践するように計画している。
中国
様々なテーマの交流を通じて、日本の優れた伝統文化や礼儀作法、習慣を学ぶとともに、中国の良いところの発信も行い、互いに意見を交換し、お互いの長所を補完し、中日両国の友好交流に貢献したい。