卒業生便り [卒業生便り] vol.5 第四期生 劉 思妤さん
上海での大学生活
上海での学生生活と活動
私は今上海に住んでおり、今年の9月で大学二年生になりました。一年生の時、日本への留学生団体である“SENS’S BOOK PROJECT”へ参加しました。今考えると、この団体へ参加したことで、すごく充実して楽しい一年間となりました。SBPは学生で運営している日本図書の図書館です。私たちは【本を送る、思いを届ける、未来に託す】という主旨で、もっと多くの人が私たちの図書館を知り、私たちの図書館を利用して勉強してくれることを望んでいます。SBPでの一年間で、いろいろな活動に参加して、いろいろな友達とも知り合いました。この団体の活動だけではなく、この一年間はいろいろなアルバイトもしました。たとえば、日本人向けの塾講師であるとか、いろんなイベントの通訳であるとか、上海での日本人向けの観光案内であるとか、日本の書籍の翻訳など、さまざまな仕事を行い、いずれの仕事も魅力があることを認識し、いろいろ人と知り合って視野が広くなりました。
留学時代の思い出
心連心の長期留学生として過ごした日本での一年間は、とても感慨深いものでした。実は日本についたばかりのとき、いろいろな不安がありました。新しい家族、新しい学校、周りは全部新しい環境でした。しかし、その時期、先生やクラスメートやホームステイ先のご家族など、みんな私をとても親切に支えてくれました。それに加え、ある日駅で道を尋ねたとき、あるおばあさんが私が留学生であることがわかった後、頑張れと言ってくれて、心がとても温かくなりました。この支援は必ずしも彼らが行うべき義務などどこにもないですが、彼らはやさしくいろいろ支えてくれて、私は本当に幸せを感じました。周りの人々の支援のおかげで、ずっと楽しく過ごすことができました。ですので、中国に帰った後、いろいろな活動に参加して、もっと多くの中国人に日本人の親切さを教えて、もっと多くの中国人が本当の日本社会を理解してもらえるように頑張りたいと思います。
将来の夢は?
日本で経験した文化や勉強した知識などを生かして、日中友好の懸け橋を作るために自分の力を生かしたいです。もっと多くの中国人に本当の日本を理解してほしいです。SBP図書館で、もっと多くの人に日本語を勉強してもらい、日本を理解してもらえる機会を作りたいです。さまざまな交流活動に参加して、この気持ちをもっと多くの人に伝いたいです。そして、もっと多くの人と心の疎通を図りたいです。
お世話になった皆さんへ
ホームステイ先の家族、先生、クラスのみなさん、ありがとう。みなさんも親切にしていただいたおかげで、楽しい一年間の思い出となりました。この一年間は必ずしも順調ではなく、何度も不安になることがありました。でも毎回みなさんが笑顔で頑張れと励ましてくれて、前向きに歩き続けることができました。みなさんは私の悪いところは包容し、最大の愛情を注いでくれ、本当にありがとうございました。もう中国に戻って2年間がたちましたが、みなさんから受けたご親切を一度も忘れたことはないです。この2年間みなさんも変化があったと思いますが、また会える日が来たら、笑顔でみんなに元気ですよと言いたいです。心連心の後輩たちが日本で勉強する機会を大事にしてほしいです。日本の方の細やかな心遣いを十分に体験して、いつも感謝の心を持って、周りの人と交流してください。あなたたちも一生の家族と友達を作ってくれることを楽しみしています。