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日本の暮らしあれこれ [Vol.1]高校生の部活動
日本の部活動
部活動の充実は日本の高校生活の特徴でしょう。特に中学・高校と、学生たちは勉強のみならず、自分の好きな活動に参加し、趣味を楽しみ、体を鍛え、友情を深めます。
ベネッセの調査によると、受験生(中3、高3)を除いた中学生の部活動平均加入率は約9割、高校生は約7割と、学校生活の中に占める割合が多いようです。その中で6割以上を運動部が占めます。日本の中高生の多くは、体育の授業だけでなく、部活動でも運動する量が多いんですね。
◆出展:ベネッセ教育研究開発センター「放課後の生活時間調査」
海外の部活動
では、他の国の部活動はどうでしょう?お隣・韓国の高校は、運動部は存在しないとか。また、欧米では部活は盛んではなく、地域のクラブチームの位置にとってかわられているとのこと。[1](Wikipedia:部活動)
そして、中国でも地域差・学校差こそありますが、学校内に部活自体がない、またはあっても力を入れていないことが多いようです。「中国では、早朝から補習、夜も遅くまで学校で勉強ですよ」、「部活動は中国でやったことがない」、「クラブはあったけど、勉強が中心だった」という声が聞かれます。だからこそ、彼らは日本の高校生活で、部活動への憧れが強いんですね。
七期生の部活動参加
さて、来日から4ヶ月が経った七期生の皆さんも、それぞれ日本の高校で部活動に参加したようです。参加率は9割、その中で、部活動を複数兼部している人は2割も。時間をフルに活かして、勉強以外の活動も充実させていますね!
運動系より文化系が人気です。部活動を選択した理由は、その活動に興味があるという以外に、仲のいい友達が入っている、活動量が勉強とのバランスがとれそう、見学したときに印象が良かった、初心者でも参加しやすい・・・など理由も様々です。
日本語だけでなく英語も上手になりたい!日本といえば茶道!劇の中で日本語の表現を学べる演劇部、中国と日本のやり方が異なる将棋部、日本武道の弓道・剣道部、美術や料理、吹奏楽など・・・七期生たちはそれぞれ個性を活かして多種多様な活動に参加しています。
特に、中国では勉強時間が長く、あまり運動しないという彼らにとって、運動部はかなりハードルが高いという声を多く聞きます。忙しいところは、週末も休みなく練習・・・なんてパターンもありますから、中国の高校生はびっくりするようです。
入部してから活動を続けていくことは結構大変です。忙しい部活ほど、勉強との両立には苦労します。それでも、部活への参加は気分転換にもなり、友達と交流するいい場所です。彼らはこれから日本の部活を通して、どんな青春の思い出を作るのでしょうか。
☆“徐幸子”さんは2回の見学を経て、弓道部への入部を決意。なぜ弓道部に決めたかというと・・・
https://xinlianxin.jpf.go.jp/file/diary/7th_gen_j/fs1214.pdf
☆茶道部(お茶を楽しむ会)に入った“厳辰”さん。楽そうだと思っていた茶道部で待っていたのは正座の辛さとお茶の苦さ。でも、その先にはお茶の楽しさが待っていたようです。
https://xinlianxin.jpf.go.jp/file/diary/7th_gen_j/fs1225.pdf