ふれあいの場学生代表訪日研修とは?
ふれあいの場の運営に中心的に関わる中国人大学生を日本に招聘し、文化体験やフィールドワーク等を通して日本についての理解を深めるとともに、互いのふれあいの場の運営について学び合うことを目的とした研修です。
今年度は、各ふれあいの場から代表各1名、計12名を招聘し、東京と埼玉で約1週間の研修を行いました。各地のふれあいの場の活動や運営方法についての情報交換に加え、伝統文化と現代文化の体験、日本人大学生との合宿等を通じ、日本を直接肌で感じ、様々な日本人と交流しました。
- 日 時
- 2017年7月29日(土)~8月6日(日)
- 場 所
- 東京・埼玉
- 主 催
- 国際交流基金日中交流センター
日本到着
オリエンテーション
日中交流センター職員と顔合わせを行い、参加者自己紹介、研修参加の個人目標の発表等を行いました。
落語体験
新宿末廣亭で本場の落語を鑑賞しました。
言葉は早くて難しかったですが、面白いところは日本人のお客さんと一緒に笑って楽しむことができました。
聞き取れないところもありましたが、日本の伝統芸能の魅力を感じました。
食品サンプル作り体験、浅草見学
元祖食品サンプル屋にて、日本の食品サンプル作りの技術を学び、レタスと天ぷらの制作体験をしました。その後、東京の下町・浅草を見学しました。
スタッフの指導の下、誰でもきれいに作れて楽しかったです。
初めて食品サンプル作りを体験して、とても新鮮でした。
浅草で引いたおみくじが大吉で嬉しかったです。
江戸東京博物館見学
豊富な資料や復元模型から、江戸と東京の歴史や文化、生活を学びました。
ガイドの説明を聞いて、東京の歴史に対する理解を深めることができました。
日本の歴史を勉強できるとてもいい場所だと思いました。
ふれあいの場の活動に関する発表会
各ふれあいの場の活動や運営方法について発表し、お互いに学び合いました。
自分の発表は緊張しましたが、各地のふれあいの場の運営方法や面白い活動がわかり、自分のふれあいの場の運営にとって良いアイデアをもらえました。
ふれあいパートナーズによる文化講座
今後各地のふれあいの場に赴任する日本人教師(ふれあいパートナーズ)から、百人一首、関西の文化や関西弁、盆踊り、日本語の七五調など様々な日本の文化について講義を受けました。
百人一首や盆踊り、歌舞伎など、中国では体験できない文化を学び、良い体験になりました。
関西の地方文化や関西人の面白さもわかりました!
着物、茶道体験
講師から本格的な振袖や袴を着せてもらい、帯結びや着物のバリエーションについても学びました。着物を着たまま茶道にも挑戦し、本格的な文化体験となりました。
ずっと着たかった本格的な着物が着られて本当に嬉しかったです。想像以上に綺麗でした。
着物を着たまま茶道をしたのは初めてでした。とても勉強になりました。
池袋防災館見学・体験
日本で起こりやすい災害について学び、防災知識を深めるための体験学習を行いました。震度7の地震を体験し、地震発生時にどう対応するかを学びました。また、消火器の使った消火体験も行いました。
初めて防災訓練や消火体験をしました。
東日本大震災の揺れの強さも身をもって体験し、その大変さを実感しました。
中国では地震が少ないので、自分の防災意識を高めることができました。
この日の午後からは、研修場所をさいたま市の日本語国際センターに移し、過去にふれあいの場の大学生交流事業に参加した日本人大学生や、これから大学生交流事業に参加する日本人大学生と合宿形式で様々な交流を行いました。
アイスブレイク・発表会
自己紹介や名前を覚えるための名前連鎖ゲーム、ペアフルーツバスケットを通じて、初対面の日本人学生達との距離を縮めました。その後、日本と中国の大学生活やそれぞれの地元を紹介する発表会を行いました。夜にはしゃぶしゃぶを囲みながら、交流夕食会を開催しました。
この日初めて日本側の大学生と会いましたが、アイスブレイクを通じて、短い時間で親しくなれました。
発表会ではお互いの大学生活について知ることができました。
交流夕食会では日本人大学生と話したり、おいしいお鍋を食べて、いい思い出になりました。
都内フィールドワーク
日中混合の4チームに分かれ、グループ毎に立てた計画に沿って、都内の思い思いの場所にフィールドワークに出かけました。
グループ①
築地市場、NHK放送博物館、
東京タワー、阿佐ヶ谷七夕まつり
グループ②
東京スカイツリー、はとバスツアー
三鷹の森ジブリ美術館
グループ③
東京大学、秋葉原、
原宿・渋谷、東京タワー
グループ④
東京スカイツリー、不忍池、
台東区立下町風俗資料館、東京大学
日本の学生たちのおかげで、希望のところに行けて、若者文化も体験できました。
グループメンバーも仲良くなって、本当に楽しかったです。
最終発表会・総括
前日のフィールドワークについてグループ毎に発表を行い、体験内容を全員で共有しました。その後、研修全般を踏まえ、研修からの学びや、帰国後にふれあいの場で行いたい企画について各参加者が発表しました。最後には修了証が授与されました。
日本側のメンバーと一緒に発表を準備して、言葉遣いも勉強になりました。
同じ行き先、同じ体験でも、人によって感じ方はそれぞれでした。
自分が気づかなかったことも他のメンバーから知ることができました。
日本出発
成都ふれあいの場代表
電子科技大学黄悦安
西寧ふれあいの場代表
青海民族大学于詩語
長春ふれあいの場代表
吉林大学高帆
重慶ふれあいの場代表
重慶師範大学田志豪
ハルビンふれあいの場代表
黒龍江大学佟偉銘
延辺ふれあいの場代表
延辺大学李明光
杭州ふれあいの場代表
浙江工商大学孫磊
広州ふれあいの場代表
中山大学馬銀珠
済南ふれあいの場代表
山東師範大学于子雯
長沙ふれあいの場代表
湖南大学楊沢平
昆明ふれあいの場代表
雲南師範大学張清源
南昌ふれあいの場代表
江西師範大学陳秋潔
印象通り、日本人は優しくて礼儀正しかったです。街を歩いていると、あたたかい雰囲気を感じました。おしゃれなお年寄りも何人も見かけて、かわいいと思いました。
日本人はいつも優しくて、笑顔です。店での店員さんのサービスはもちろん、道に迷った時に全然知らない人に道を聞いても、誰でも丁寧に教えてくれて本当に感動しました。
今回みんなと会えては本当に楽しかったです。体験したかったことは全部できました。自分の日本語レベルもわかりました。
初めての海外研修だったので、東京に行くまで緊張していました。日本に来てからはみんな優しく、電車や街でも日本人はマナーを守っていたので、不安はなくなりました。
今度の研修活動はきっと一生忘れられない思い出になると思います。次回また日本に来るために、これからもっと一生懸命日本語を勉強したいという思いが強くなりました。
来日前、日本人はあまり友好的ではないのではないかと心配していましたが、たくさんの人が助けてくれました。
絶対また日本に行きたいです。
8/3~8/5に参加
筑波大学澤山凌介
2015年3月
大学生交流事業(杭州)参加
筑波大学横田健太
2016年9月
大学生交流事業(済南)参加
早稲田大学松田卓
2017年3月
大学生交流事業(杭州)参加
北海道大学平家勇大
2017年3月
大学生交流事業(南昌)参加
中部大学小方ひかり
2017年3月
大学生交流事業(重慶)参加
関西大学鷹尾芽依
2017年9月
大学生交流事業(昆明)参加
国際教養大学小川晴名
2017年9月
大学生交流事業(延辺)参加
関西大学大学院尾崎智行
2017年9月
大学生交流事業(昆明)参加
ベルビューカレッジ佐藤友香
2017年3月
大学生交流事業(成都)参加
今まで気づかなかった文化の違いを感じることができました。
中国人学生はとても親日的な子が多かったです。
中国人学生の日本語による発表が素晴らしかったです。
個性豊かなメンバーと今後も交流を続けていきたいと思いました。
中国人学生とは初日からお酒を交えて交流できてよかったです。
日本人メンバーの中にも中国留学経験者が多く、これから留学する自分にとって参考になりました。
中国人学生とフィールドワークをしたことで、日本を再発見することができました。