貴陽ふれあいの場 オンラインイベント(2020.4~8)
貴陽ふれあいの場は、貴州大学と国際交流基金による国際文化交流プロジェクトです。
2018年3月30日に貴州大学外国語学院で除幕式が行われ、「貴陽ふれあいの場」が正式にオープンしました。
日中両国の文化交流及び友好関係の増進を目指して様々な交流活動が展開しています。
オンラインイベント実施の経緯
これまで、貴陽ふれあいの場では、貴州省に住んでいる日本人・中国人を参加の対象にイベントを開催していましたが、コロナウィルスの影響で、貴陽ふれあいの場の担当学生教員は大学に戻れませんでした。そのため、オンラインを使ったイベントを企画実施し、2020年4月〜8月まで計5回のイベントを開催しました。
オンラインイベントの内容
オンライン自由交流 3回実施
オンライン茶話会① 2020年4月20日 20:00〜22:00 (日本時間)
テーマ:①ふるさとの紹介 ②休み期間中の出来事 ③休み期間中に習得した技術や特技
参加者:中国人学生(25名程度)・日本人4人(JICA隊員-1、貴州留学生-1、日本語教師-2)
使用したアプリ:メッセンジャーアプリ QQ
オンライン茶話会② 2020年5月5日 20:00~22:00 (日本時間)
テーマ:① GW連休中の過ごし方 ②日本・中国 5月の祝日の意味、習慣の違い ③日中クイズ交流
参加者:中国人学生22人・日本人14人(大学生交流事業OBOG 9人、外教-2、その他-3)
使用したアプリ:web会議サービス腾讯会议(voov meeting)
オンライン茶話会③ 2020年8月9日 20:00~22:00 (日本時間)
内容:大学生交流事業参加経験者
参加者:貴州大学 貴陽ふれあいの場-10人・ 日本人-4人 (がぱぱガールズ3人)
使用したアプリ:web会議サービス 腾讯会议(voov meeting)
オンライン カラオケ交流 1回実施
オンライン カラオケ交流会④ 2020年6月5日 20:00~22:00 (日本時間)
テーマ:カラオケ
参加者:中国人学生30人(他学科学生多数)・日本人8人(大学生交流事業OGOB 3人、外教-3、他2)
使用したアプリ:カラオケアプリ[全民K歌]
配信型イベント 1回実施
オンライン学園祭 2020年5月30日 20:00~22:00 (日本時間)
※主催:貴州大 漫画クラブ 協力:貴陽ふれあいの場
内容:①貴陽ふれあいの場からの活動紹介、漫画クラブによる出し物(歌・踊りなど)、くじ引き
方法:動画共有サービスbili biliを使って配信。
参加者:中国人学生・告知した日本人数名(開始時:280人 〜終了時:3800人)
参加者の声(アンケートより抜粋)
中国人学生
- イベントの時間はちょっと長かったけど悪くないと思う。
- オンラインだから、普段会えない日本人と交流もできた。
- face to faceではないから緊張しない、普通よりリラックスした雰囲気で打ち明けやすい。
- テーマに沿ってみんなの経験を共有するのは、面白い。
- 茶話会の時、話だけはつまらないのでゲームもしたい。
- 日本語の聴解の練習ができます、そして、クイズが面白いと思います。
日本人学生
- もう少し中国人学生が話す時間を作られれば良かった。
- 通信回線が少し弱くて中国の学生の顔が見られなかったのが残念。
- 人数が多い時は、さらにグループ分けしてもいいかもしれない。
- 海外の方と話す機会が減っていたので、久しぶりにタイムリーに話せて楽しかった。
オンラインもまた新鮮だった。 - 会うのに越したことはないが、オンラインでも気軽に集まりやすいので、良いと感じた。
お互いの国の○○のように比較しながら、紹介し合える話などをしたい。
運営側 – ふれあいの場の学生の声(アンケートより抜粋)
- オンラインイベントをこなすごとに進行もスムーズになった。
- 知っている人と交流するのは、よりリラックスして参加できる。
- 回を重ねるごとに交流会の雰囲気は良くなった。会話の内容も多いし、みんなで交流している感じがとても好き。
参加者募集の方法
(中国側) QQ日中交流活動通知のグループを利用して参加者を募集
(日本側) facebook大学生交流事業OBOGページを利用して参加者を募集
- 茶話会の告知
- カラオケ交流会の告知
茶話会専用の通知グループを作成
一度参加した人には、随時wechatの茶話会グループに参加してもらいました。
オンライン茶話会① 実施の様子
日本人・中国人学生の数名がPPTを作成して、テーマについて紹介しました
画面共有してPPTを見せながら、チャット・音声機能を使って交流しました。
オンライン茶話会② 実施の様子
日本人・中国人学生の数名がPPTを作成して、クイズを出題しました
画面共有してPPTを見せながら、チャット・音声機能を使って交流できました。
今回(茶話会②)は、予め分けた2グループで交流しました。グループ分けは、日本人の中国語の既習歴、中国人学生の日本語能力等を考慮しグループ分けを行いました。
進行は日本語・中国語で進め、上級生を翻訳補助として配置しました。
オンライン茶話会③ 実施の様子
これまで数回使用したアプリを使ってトラブルなく全員が参加できました。また顔見知りということで、気軽さがあり、全員が積極的に交流できました。1,2年生のために先輩が翻訳するなど、適宜補助もあり、皆が参加できたと感じられる一体感のあるオンライン交流会になった。
オンライン カラオケ交流会 実施の様子
[全民K歌]というアプリを利用。ソロ、合唱(8人まで)ができ、日本語の曲も多数収録されているアプリです。事前に歌いたい人の順番や曲目を決め、司会は日本語・中国語で行いました。合唱も行いましたが、ラグがあり、みんなの声がずれてしまって合わせるのが難しかったです。歌を歌っている人にコメント欄でコメントやスタンプを送ることができました。
オンライン学園祭の様子 動画共有サービス中国版youtubeのような“bilibili”でライブ配信
司会2人が進行を行い、視聴者は脇のスレッド欄にコメントしながら配信される演目を見る形で行われました。URLにアクセスできれば誰でも観覧でき、コメント欄でコメントできました。
さらにくじ引きなどもあり、視聴者参加型のオンラインイベントになっていました。司会進行は中国語で行われ 、日本人視聴者のために日本語字幕もつけられました。動画はあらかじめ準備されたもので、配信のトラブルなどもなく進められていました。
報告 作間 温子
- 2014.9 広州ふれあいの場大学生交流事業に参加
- 2018.10~2020.7 貴陽ふれあいの場でふれあいパートナーズとして活動