中国高校生だより
【15期生エッセイ Vol.1】発見!「いただきます」と「ごちそうさま」
日付:2023.12.01
まだあまり実感はありませんが、日本に来てもうすぐ2週間になります。この間は、学校が中間テスト中のため、クラスのみんなとあまり一緒にいられませんでした。しかし、寮での友達とたくさん交流できて、とても楽しかったです。
今回は私の初めての寮生活です。最初は不安で、少し慣れませんでしたが、今はだんだんと慣れてきました。舎監の先生は母のように優しく、私の生活にいろいろと気を配ってくれました。
日本の生活の中で、少し想像と違ったことといえば、細かいことですが、みんなが食事した後、食堂の先生に「ごちそうさまでした」と言うことです。
私はこの前、「ごちそうさまでした」と「いただきます」は独り言で、誰かに聞かせる言葉ではないと思い込んでいました。しかし、みんなが食堂の先生に「ごちそうさまでした」と言った時、私は考え直し、このような言葉は形式的なものではなく、実際にこのご飯を作ってくれた人への感謝を表していることが分かりました。このような細かいところこそ、日本人の「思いやりの心」を十分に表していると思っています。
2023年10月11日
第15期生 Wさん
スタッフコメント:
確かに「いただきます」「ごちそうさま」という言葉は日本語の独特な表現かもしれませんね。そう言えば14期生の先輩たちからも次のような感想をいただいていました。
「日本では食事の前に「いただきます」と言います。中国でも食事を作った人へ感謝の気持ちを伝えることはありますが、これに相当する言葉はありません。この言葉には食べ物に対する感謝の気持ちが表されていることが分かりました。(第14期 心連心:中国高校生長期招へい事業報告書 P28より抜粋)」
15期生の皆さんの日本での新たな発見をこれからも楽しみにしています。