中国高校生だより
【中国高校生エッセイ】私の好きな日本語「俳句」
日付:2024.04.11
【15期生エッセイ Vol.13】
第15期生 Wさん
(愛知県留学中)
最近、古文の授業の影響で友だちが中国の古詩に興味を持つようになりました。そこで私は、中国の古詩のような日本の文学があるか友だちにたずねました。
友だちから「俳句」を教えてもらい、その中で私が最も気に入ったのは夏目漱石の「梅の奥に 誰やら住んで 幽かな灯」です。
中国語に訳すと「梅林深処何人宅 半星灯火漏幽微」となります。
私はその美しい描写に魅了されて暗記しました。古文の試験では理想的な成績は取れませんでしたが、この機会に友だちと美しい言葉を共有することは興味深い体験でした。
日本語を学ぶことで、日本人の視点で文学をより繊細に感じ取り、友だちと考え方を交わしあい、感情を共有することで、さらに文化交流が進み、友情が育まれました。
日本語の学習は、単に言語を学ぶだけでなく、日本文化を理解することです。日本文化への洞察は、私に日本へのより深い関心と理解を与えてくれました。
原文:中国語
「中国高校生だより」では、「心連心:中国高校生長期招へい事業」で招へい中の15期生によるエッセイなどを掲載しています。