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- 「你好 こんにちは」から始まる日中(中日)交流(大阪府立桜塚高等学校・成都外国語学校)
「你好 こんにちは」から始まる日中(中日)交流
使用言語日本語・中国語
実施形態Zoomにて計4回
- 大阪府立桜塚高等学校
- 成都外国語学校
21名(教員2名/生徒19名)
21名(教員3名/生徒18名)
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第1回全員の自己紹介
発音が難しくても、漢字にすれば伝わるということを再認識!
あっという間に時間が過ぎた。
もっと交流したい! -
第2回資料と映像を使った四川と成都の文化の紹介
四川の文化の豊かさを実感。担々麺は成都発祥の食べ 物で、その名の由来が分かった。
成都は三国志の都でもあり、食文化とともに興味が湧いた。
日本の皆さんに興味を持ってもらえるように資料作りを頑張った甲斐があり、桜塚の生徒からたくさんの質問をしてもらって嬉しかった。
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第3回動画で桜塚高校の紹介
動画がうまく伝わらず残念だったが、成都の生徒さんは一生懸命聞いてくれて感激!
たくさんの質問も嬉しかった。
日本の学校生活は中国と違って豊富で楽しそう!
大阪弁が面白い。教えてもらって嬉しい。
ネット環境のせいで動画が途中なんども止まってしまったのが残念
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第4回成都外国語学校の紹介
中国と日本の学校生活の違いを改めて認識。
日本の高校生活との違いがいろいろ分かって興味深かった。特に勉強量の違いには驚愕した。
高1が作った資料は、前回桜塚の動画がストップしてしまったことから、写真と手書きの絵で作成し、学校生活を紹介することができた。
たくさんの質問をしてもらったが、時間の都合で全てにお答えできなかったが、興味を持ってもらえて嬉しかった。
参加生徒の感想
お互いについて知ることができた
- 中国の高校生活を知った。初めて知ることばかりで新鮮。
- 自分は思っていたより中国の事を知らなかった。
- 日本との違いと、それぞれの良さに気づくことができた。
- 中国の高校生はハキハキしている。
- 日本の高校生は礼儀正しいしかわいい。
- 日本の高校生活は自分たちと全然違う。
- 自分の街や学校を紹介する機会があって嬉しかった。
- 日本の高校生と愉快に話すことで知識も増え語学力も高まる良いチャンス。
中国語・日本語を使っての会話
- 中国語を使う機会がなかったが、同年代の人とオンラインを通じて話せて楽しかった。
- 会話をするのは大変だが積極的に話そうとすることで成長につながる。
- 相手の日本語が上手だったので、自分も中国語を頑張って話せるようになりたい。
- 中国語の発音を教えてもらえて嬉しい。
- 中国語で話しかけることができないレベルなのでもっと勉強しなくては!
- 相手が日本語で一生懸命話してくれるので自分も中国語で会話できるぐらい勉強したいと思った。
- 言葉の壁はあってもゆっくり話せば伝わる。
- 日本の人と日本語で話すのが初めてで緊張した。
- 緊張してきちんと話せなかった。もっとうまくなりたいと思った。
- 日本の人と話したことで日本語能力が上がった気がする。
- もっと日本語がうまくなりたいと思った。
友達ができた
- 普通に生活していたら交わることのない中国の高校生と友達になれて有意義。
- 友人ができたことで中国にも興味を持つ機会になった。
- 中国の高校生が日本に興味を持ってくれているのが嬉しくて私も中国をもっと学びたい。
- 日本の高校生が中国に関心を持ってくれて嬉しい。もっと紹介したい。
- 緊張の中にも情熱を感じたので、もっと回数を重ねて親しくなりたい。
興味を持った
- 学校生活がこんなに違うなんて。
- 近いのにいろいろと違うことが不思議で行ってみたくなった。
- 知らないことが分かるようになった。もっと日本文化を知りたい。
- 日本の高校生活はとても楽しそう。自分も体験してみたい。
- 日本や大阪についてもっと知りたい!
先生より
リモート交流の意義
留学生の受け入れができなくなって、その代替的な意味づけで実施しましたが、留学生の受け入れとは別次元の実施意義があった。生徒たちは中国と日本の高校生活の違いなど、直接話を聞かなければわからないことをたくさん知れたようだ。勉強時間やカリキュラムの違いを知って、驚いたことも多かったように見える。また、中国の生徒の日本語の会話能力の高さも実感でき、刺激になったと思う。教員が教えるよりも同年代との交流で気づくことができたことは有意義である。
教科書にはない日本
活動を通して生徒が日本語学習に対して積極的になった。交流によって大阪弁や部活について、教科書にはない日本の高校生活や文化を理解することができたと同時に、生徒たちに自分の学校や成都という街について日本語で紹介する機会ができたことは、日本語への興味関心が上がり、日本語をもっと上達したいという気持ちが出てきたので喜ばしい。
今後に向けて
期待すること
細くとも長い交流を
相手校の先生とも、実際に行き来ができない現状においても「細くても長く交流を続けていきたい」と話し合っており、ぜひとも事業を継続していきたい。
定期的な交流のために
今後定期的に交流ができるのであれば、テーマを設けて、それぞれが準備をし、それをオンライン上で討論するという形式にすれば、もっと多くの生徒が交流に参加できるし、コロナ感染リスク終息後に相互交流をする際にもより良い状況になり得ると思われる。
課 題
- ●日程と実施時間の調整 中国との時差を考えると放課後になってしまうが、授業時間に組み込むことができればより一層有意義になるのではないか。
- ●機器使用に長けた人材が確保できれば、音声や動画発信など、もう少し工夫ができそうだ。
- ●回線環境の整備
課 題
- ●インターネット上の交流はネット環境と設備という外部要因により、せっかくの交流の成果が薄れるということも見受けられる。事前にテスト接続をして確認するなどして改善していきたい。
- ●全体での交流となると、一部分の生徒は参加せずに聞いているだけということになってしまうので、この点を考慮する必要がある。