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心連心OB・OG母校訪問企画 私たちのこころのふるさと 鹿児島県立武岡台高等学校&松木場ファミリー篇

中国高校生長期招へい事業は、2016年で10周年を迎えました。
そこで、10周年を記念して、事業に参加したOB・OGが留学時代にお世話になった母校を訪問する企画を立ち上げました。
第2弾は第五期生の徐心致さん、第八期生の崔舒淵さん、第九期生の張楚珺さん。2017年3月下旬、母校・鹿児島県立武岡台高等学校を訪ねました。先生方と久しぶりの再会、クラスメイトと過ごした懐かしい教室、留学時代のさまざまな記憶が蘇ります。更に3人共通のホストファミリー松木場さん一家とも感動の再会。

心連心OG・OB訪問「私たちの心のふるさと」動画をご覧ください!

スケジュール
メンバープロフィール

3/21(火)

3/22(水)

  • 鹿児島到着
  • 鹿児島県立武岡台高等学校到着
  • 先生方との再会
  • 後輩たちに贈る言葉
  • ホームステイ先に里帰り
  • ホストファミリーとの
    思い出の場所めぐり
  • 鹿児島出発

心連心第五期生

心連心第八期生

心連心第九期生

徐 心致 さん

崔 舒淵 さん

張 楚珺 さん

1994年瀋陽市生まれ。東北育才外国語学校在学中、「心連心」プログラムの第五期生として、2010年9月から2011年7月までに鹿児島県立武岡台高等学校に留学。中国帰国後、高校を卒業したのち再来日し、2014年4月に東京大学に入学。将来の夢は起業をすること。

1997年瀋陽市生まれ。東北育才外国語学校在学中、「心連心」プログラムの第八期生として、2013年から2014年までに鹿児島県立武岡台高等学校に留学。中国帰国後、高校を卒業したのち再来日し、2017年4月に名古屋大学に入学。将来の夢は校長先生になること。

1998年済南市生まれ。済南外国語学校在学中、「心連心」プログラムの第九期生として、2014年から2015年までに鹿児島県立武岡台高等学校に留学。中国帰国後、高校を卒業したのち再来日し、2017年4月に東京大学に入学。将来の夢はユネスコに入ること。

心連心webTV第八期生 第10話「笑顔になるために」

心連心webTV第九期生 第11話「また会おう!日本のみんな」

番組のあらすじ
学校に到着
先生方との再会
思い出いっぱいのキャンパス
後輩たちに贈る言葉
ホームステイ先に里帰り

久しぶりの母校訪問、緊張気味の表情で、高校に向います。

当時ずっとお世話になった留学生担当の今吉弘哉先生が玄関で出迎えてくれました。
親切にいろんなことを教えてくださった本村誠人校長先生、国語担当の井手尾法子先生、数学担当の永田芳文先生にも再会。

今吉先生の案内で思い出が詰まった部室や教室を訪ねました。校長室には歴代の心連心高校生たちの写真が大事に飾ってありました。
徐さんは来日当初から友達がいっぱいできたそうですが、崔さんは最初友達作りに悩んでいたとのこと。
体育祭の準備などを一緒に手伝ううちに崔さんもみんなの輪の中に打ち解けていったそうです。
張さんの一番の思い出はお別れパーティーのときにクラス全員から和服をプレゼントしてもらったこと、
一生の宝物として今も大事にしているそうです。ダンス部の後輩たちとも再会!

武岡台高校の生徒向け講演会に3人が講演者として登壇。
1年生と2年生計8クラス約600名を前に、日本での留学生活を語り、後輩たちにエールを贈りました。
「武岡台高校で過ごした17才の1年間は最高の1年間だった」と徐さん。
「悩みを聞いてアドバイスをしてくれるホストファミリーがいて困難を乗り越えられた」と崔さん。
「目標に向って一歩ずつ進めてください。するといつの間にかゴールは目の前に現れます」と張さん。

講演会の会場には遠くから3人を見守っているホストファミリーの姿がありました。
ホストファミリーとの久しぶりの再会に感動、3人揃って里帰りし、夜は懐かしいお母さんの手料理を堪能しました。
思い出話で会話が弾みます。
ホストファミリーにいいご報告も。大学入学通知書を見て、我が娘が合格したかのように喜んでくれました。
最後に家族でお宮参り、皆の幸せを祈りました。

母校訪問を終えて

第五期生徐 心致 さん

第八期生崔 舒淵 さん

第九期生張 楚珺 さん

鹿児島県立武岡台高等学校国際交流担当今吉 弘哉 先生

ホストファミリーお父さん松木場 章博 さん

高校生のときに1年間、自分の人生の中で将来の生き方、選択についてじっくり考える時間をいただけたのはとても貴重な体験でした。ホストファミリー家庭での交流や、学校でのいろんなチャレンジが成長につながりました。
今回鹿児島に里帰りしたことがきっかけで自分のこれまでの人生をいろいろと考え直す機会になりました。将来やりたいこと、そしてそれを達成するために何をすべきなのか何度も自分に問いかけていました。鹿児島での1年間が自分にいかに大きな影響力があったかに気づきました。
今回の訪問で感じたのは、「縁」の大切さです。出会いは日々いろんなところにありますが、周りとの「縁」を大切にし、自分で植えた友好の種のように大事に育てあげると、その縁はだんだんと成長し、国籍は違ってもやがては親友となり、家族となると思いました。日中にそれぞれ家族を持っている私はとても幸運で、今までの「縁」、これからの「縁」を大切にしていきたいと思います。

鹿児島にはおよそ3年ぶりに帰りました。すべてが昔のままで、帰るとほっとします。お父さんも相変わらず人生の知恵を色々話してくれるし、お母さんも相変わらず美味しい料理をたくさん作ってくれました。お姉ちゃんも相変わらずかわいくて優しかったです。武岡台高校も私のいたときのままで、とても暖かい雰囲気でした。受験や将来の進路でストレスがたまっていましたが、鹿児島に帰ったら、それらの悩みは全部吹っ飛んでいきました。鹿児島には人を幸せにする素晴らしいパワーがあると思います。(笑)
大好きなホストファミリーと武岡台高校の先生たちと再会してとても幸せでした。これから日本にずっといますからたくさん帰ってくると思います。

鹿児島での1年間を通じて、私は日本語能力や生活能力だけでなく、世界観や価値観など、人間全体として鍛えられました。
色々な人と接し、違う意見や考え方を受け入れることができるようになりましたが、これは今後の生活にも大変役立つものだと思います。
心連心プログラムの配置が鹿児島でよかったと思っています。
2年前、鹿児島での留学生活が終わったとき、私は出会いの大切さとありがたさを身をもって感じました。
そして今、出会いとはなんて不思議なものかもう一度感じられました。
これからも出会いやつながりを大切にしていきたいと思います。

心連心プログラムで受け入れた生徒たちとふれあうことで、中国という国をとても身近な存在に感じるようになりました。
講演を通じて、彼女たちの武岡台高校への思いが後輩たちにも十分伝わったのではないかと思いました。
第五期生の徐さんが「日中の架け橋」という言葉を使って講演をしましたが、私個人もどんな形になるかは分かりませんが、日中の架け橋のほんの一端でも担えればと思っています。

第五期生の徐さんから受入をしてとうとう7人目の受入になりました。留学生だからではなく、家族の一員としていつも普通に接していました。11ヶ月間一緒に生活をして、人生や恋愛相談にものってあげたり、自分の娘とまったく同じように接してきました。今回のように皆が帰ってくれば嬉しいし、帰ってこなくてもそれでいいです。娘たちの成長をこれからも楽しみにしたいと思います。

Voice ~参加者の声~ [高校生招へい事業] vol.11 今吉弘哉さん

第11期生 第2話 「はじめまして!鹿児島!」

講演会に参加した「武岡台高生600人に聞きました。」

先輩たちの体験談を聞いて、後輩たちの心境にも少し変化があったようです。
事前アンケートと事後アンケートの結果をご覧ください。

中国に対してどのような印象をもっていましたか?
講演会を通じて、あなたの中国に対する関心や理解は変わりましたか。
  • 卓球など、スポーツが強いイメージが有る。
  • ニュースなどで中国人の反日感情や反日運動が大きく報道されるが、
    そんな過激な人は一部だけで、日本のことを好きだと思ってくれている人もいるから。
  • 大気汚染が酷そうだが、沢山の商品を作って世界に貢献しているところがすごいと思う。
    日本は中国から多くのものを輸入している。
  • 日本に対して良い印象を持つ人はいると思うが、敵対視する人もいる。テレビでも日中間の国際問題に関する話題をよく聞くから。
  • テレビで言っているような反日のイメージが全然無かった。
    中国への偏見や悪い印象が全て無くなるような素晴らしいプレゼンテーションだった。
  • 悪い印象が強かったが、中国にも良い人がいるんだと思った。
    中国や中国人への興味・関心が強くなり、もっと相手のことを知りたいと思った。
  • 中国に行ってニュースでは分からない事を色々知りたい。
  • 中国の人は意志が強く、人一倍努力して勉強をがんばっていて、見習わないといけないと思った。
  • 日本のことが好きな人もいるんだなと思った。日本に来たいと思って来てくれたなら、こちらからも行ってみたい。
  • 国際交流基金 JAPAN FOUNDATION
  • 通过《艾琳》学日语
  • 日本国际交流基金会|北京日本文化センター
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