
2025年2月、ふれあいの場の運営に関わる中国の大学生を日本に招聘し「中国ふれあいの場代表学生訪日研修【2025冬】」を実施しました。
本研修は、日本文化体験や視察旅行、日本人大学生との交流等を通して日本についての理解を深めるとともに、互いのふれあいの場の運営を学び合うことを目的にしています。
今回は東京の国際交流基金本部、埼玉の国際交流基金日本語国際センター、下関市立大学の学生の皆さんとの交流など、約1週間の研修を行いました。
スケジュール
2月5日 | 日本到着、ふれあいの場学生オリエンテーション |
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2月6日 | 東京視察旅行、国際交流基金本部にてインタビュー |
2月7日 | 山口県へ移動、下関市立大学の皆さんと顔合わせ・アイスブレイク |
2月8日・9日・10日 | 山口県・福岡県視察旅行(フィールドワーク) |
2月11日 | 修了式、帰国 |

ふれあいの場学生オリエンテーション
基金スタッフとの顔合わせや参加者同士の自己紹介、各地ふれあいの場の活動紹介や情報交換を行いました。


下関市立大学の学生の皆さんと顔合わせ、
山口県・福岡県視察旅行(フィールドワーク)
山口県・福岡県視察旅行(フィールドワーク)
下関市立大学の皆さんがふれあいの場学生の希望を取り入れて作成してくださった行程表を基に、文化体験を行ったり各地の名物を食べたり、観光名所を巡りました。

目的
- 日本の山口県・福岡県や日本文化への理解を深める
- 視察旅行を活かしたふれあいの場イベントの企画提案
- 同世代との交流(それぞれの価値観、考え方、習慣に触れる)













参加メンバー・感想

中国ふれあいの場学生
- 済南 季暁琳 さん
- 桂林 龐櫻さん
- アモイ 李瑶さん
- ハルビン 姚逸亭さん
- 貴陽 楊晨珺さん
- 延辺 李学峰さん
- フフホト 陳昕瑶さん
- 杭州 王彦凱さん
- 昆明 金文杰 さん
- 広州 崔伊藍さん
- 西寧 公保吉さん
この研修では、私にとって初めてのことがたくさんあり、知識が深まっただけでなく、日本文化への理解も深まりました。
自分の目で体験した日本は、インターネットや本で日本について学んだことよりもずっと鮮明でした。 電車の中では日本が清潔で静かであることは知っていましたが、実際に自分でこの地に足を踏み入れて自分の目で見たときは、衝撃を受け、畏敬の念を抱きました。 これが日本や日本文化への理解が深まるきっかけだと思いますし、今後、日本のあらゆる側面をより深く、理解できるようになることは間違いないと思います。
日本の手工芸の文化遺産が今もしっかりと保存されていることに大変感銘を受けました。
下関市立大学の皆さんとの交流は、今回の研修で最も暖かいものでした。言葉の壁はありましたが、 一緒にゲームをしたり、問題について話し合ったり、笑いながら貴重な友情を育むことができました。
研修中に、私は日本語会話力が少し上昇して視野を広げられただけでなく、理解し、許容することを学びました。 異文化的コミュニケーションの重要性を理解することができました。
最後に、下関市立大学の学生たちに感謝の気持ちを伝えたいです。研修期間中、多くの友達を作り、一生忘れられない素晴らしい思い出をたくさん得ることができました。心と心の距離がさらに縮まることを期待しています。
下関市立大学の皆さん
- 笹方舞依さん
- 堀田奏さん
- 松井亜希さん
- 野口啓介さん
- 野仲涼太さん
- 平野琳聖さん
- 大杉はるかさん
- 佐野詩織さん
- 児玉姫乃さん
- 増川遥さん
- 才田泰夢さん
- 劉驍宇さん
1番は自分の考え方に大きく影響したと思います。ふれあいの場の学生たちは、好奇心が旺盛でいろんなことに挑戦してるなと感じました。様々な背景を持つ人の話を聞いて、自分自身も挑戦したいことは背中を押された気がしました。
朝から夜まで多くの時間を共に過ごし、一緒に活動したことで、私が日本について教えるだけでなく、今まで知らなかった中国の文化や言語を学ぶことができ、中国に興味を持つきっかけになりました。
友情を築いていく中で、国は違えど同じ人間なのだと改めて実感しました。交流を通じて理解が深まり、中国のことがさらに好きになりました。この経験や思いを、もっと多くの人に伝え、広めていきたいと強く感じました。
今回の活動のようなしっかりした国際交流が自分にとって初めてであったため、初めは日本語があまり通じないことも多く戸惑っていたが自身の話し方を工夫したりスマホを使用したりと外国の方との接し方というものが少し理解できました。
日本文化を教える中で、中国の文化についても学ぶ機会があり、「中国ではこうなんだよ」と教えてもらうことが多く、新たな発見がたくさんありました。また、ふれあいの場で学生たちと交流する中で、「日本では当たり前のことが、中国の人にとっては驚きなんだ」と気づくこともあり、自分たちの住む日本を別の視点から見るきっかけになったように思います。
中国のメンバーの皆さんとは、気軽に話すことができ、とても良い人が多かったと感じたし、もっと話してみたいなというふうに思えたし、中国という国に対しての興味を持つことができました。