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『ドラえもん』で得たもの
長春ふれあいの場 劉一曼
さん
『ドラえもん』を知らない人はたぶんいないでしょう。『ドラえもん』は子どもの時から大好きな作品で、ドラえもんはのび太だけの友達ではなく、私たち読者の幼馴染みとでも言える存在でしょう。想像力豊かなストーリーも、ドラえもんとのび太の友情も小さかった頃の私に大きな影響を与え、大人になった今でも、毎年ドラえもんの映画を見ています。
私が推したいのはまさに今年の映画『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』です(ネタバレなし)。この作品には、SF、冒険などの要素も含め、改めてドラえもんたちの友情に感動せずにはいられませんでした。さらに最も重要なのは、この作品が伝えるテーマが実に深いものであるということです。「パーフェクトになれたとしても、そこに意味はあるのだろうか?」。もともと「ユートピア(理想郷)」は社会学の言葉ですが、この作品を通して伝えているのは、まさにパーフェクトではないことから、私たちは、唯一無二の存在である、ということです。
中国でこの作品のマンガ版が出版された際に、私は中国語の翻訳を担当しました。翻訳者としても、この作品を見に行くことをお勧めします。機会があれば、ぜひこの作品を見て、青空への冒険を体験しながら、「パーフェクトではない自分」の価値と意味について考えてみてください。